リモートワーク下でのオンボーディングでまず考えるべきこと
当社には世界33か国に400人のメンバーがおり、フルリモートという形で勤務しています。リモートワークには、柔軟な働き方ができ、場所や時間に拘束されないという魅力があります。しかし、「相手の顔が見えていないため、心理面や理解度など情報のキャッチが難しい」という課題が半面であります。この課題は当社の創業当時からあるもので、長い時間をかけて解消に努めてきました。
新しく入社してきた人を組織に定着させ、現場の戦力化を図ることを「オンボーディング」といいますが、これをリモートワークで行う場合、「全てのコミュニケーションで足並みをそろえることが難しい」ということを前提に考える必要があります。
また、オンボーディングにおける前提と期待値は、新卒入社社員と中途入社社員で分けて考えなければなりません。
- 新卒入社社員
- 社会人のイロハなど含め、何も知らない状態。
- 業務だけでなく、会社で働くということは何か身に付けてほしい。
- 中途入社社員
- 社会人経験があるという前提。
- それにプラスして、本人の得意を活かしてほしい。
そして、さらに大切なことは「育成担当者に誰にするか」です。
- 新卒入社社員の育成担当者
- 手取り足取り教育できる人、いわゆる面倒見が良い人が理想。
- 中途入社社員の育成担当者
- 現場の配属部署で人の得意を活かせる人、何でも聞けるような人が理想。
その上でオンボーディングは、OJTで会社の流儀と仕事の進め方を伝えながら進めていきます。