学情は、20代の仕事観や転職意識をひも解くために、アンケート調査を実施した。同社が運営する「Re就活」へのサイト訪問者を対象に「面接時に志望度が上がるとき・下がるとき」に関して調査し、790人から回答を得ている。調査期間は2021年3月1日~3月14日。
アンケートでは、面接時に志望度が上がるときは「面接官の対応・態度が良かったとき」が最多。特に、職歴のない既卒は51.6%が選択した。職歴3年以上のヤングキャリアで、次いで回答が多かったものは、「必要とされている、一緒に働きたいと思ってもらえていると感じたとき」(41.2%)。職歴3年未満の第2新卒では、「入社後の働くイメージができたとき」が47.4%で、「面接官の対応・態度が良かったとき」と並び最多となっている。
面接では、面接の雰囲気から社風を把握し、自分の力が求められているか、入社後の活躍するイメージが湧くかを確認しているといえる。ミスマッチを防ぐために、面接では、相性や仕事で求められていることをすり合わせたいと考える20代が多いと考えられる。
面接時に志望度が下がるときは「面接官の対応や雰囲気が良くなかったとき」が最多となった。職歴3年以上のヤングキャリアで、次いで回答が多かったのは「入社後の働くイメージができなかったとき」(46.1%)。職歴3年未満の第2新卒は、「条件面の不安が解消できなかったとき」(37.1%)となった。職歴のない既卒は、「事前に聞いていた選考フローと異なる内容だったとき」(31.4%)。 また、ヤングキャリア・第2新卒ともに、志望度が下がるときとして、「面接会場やオフィスが汚かったとき」が約2割の回答を集めた。オフィスのきれいさは社員教育の表れだといわれている。オフィスが整理整頓されているか、清掃が行き届いているかなどから、社風や社員がどのような心持ちで仕事をしているかを推察している20代が多いと考えられる。