アジャイルウェアは、テレワークをしている20〜40代のビジネスマンを対象に「テレワークと業務報告等に関する調査」を実施し、300名から回答を得た。調査日は2021年6月10日。
調査の結果、業務報告は毎日1回が約4割、方法は「メール」「チャット」「タスク管理ツール」の活用がトップ3となった。
業務報告でわずらわしいこと(一部抜粋)
- メールで確認できることを、個別にチャットや電話で聞かれる
- タスク管理ツールに入力しているのに電話で聞かれるのがわずらわしい
- 返信がないときに確認中なのか見ていないのかがわからない
- ツールが統一されていないので、色々なところを開かないといけない
- どこまで詳細に報告すべきか悩む
テレワークでウソの報告をしたことがあるか尋ねたところ、3割以上がウソの報告をしたことがあることが分かった。
さらに、どんなウソの報告をしたことがあるか尋ねたところ、「実際より作業に多く時間がかかったフリをした」が65.1%で最も多い回答となった。
ウソの報告内容の詳細(一部抜粋)
- やる事が早く終わってしまったので、終業時間まで自由時間を過ごし、終業時間が過ぎてから退勤の連絡をした
- 早めに報告すると、余裕だと思われて作業が増えるため、業務時間を長めに報告する
- 出勤報告だけして二度寝
- 退勤打刻後に作業してしまった
- 忘れていた業務の進捗を聞かれて、トラブルがあって遅れていると回答してしまったり、実際より進捗がいい報告をしてしまったりした
ウソの報告をした理由(一部抜粋)
- 多く仕事をしても給料は変わらないから
- 意外と暇なことが判明すると困る
- 仕事数が少なく、仕事をやっていないと思われるのが嫌だったから
- 家事を合間に挟んで業務を中断したが、言えなかったから
- ゲームをしたかったため
テレワークで自分の働きぶりを上司が把握してくれているか不安に思うか尋ねたところ、約半数が働きぶりをきちんと見てもらえているか不安を抱えていることが分かった。
どんなことを不安に思うか(一部抜粋)
- テレワークだと見えない部分の評価がされない
- 記録に残らない仕事を評価してくれているのか不安
- プロセスが評価されにくいのではないかと感じる
- 他部署から依頼されたことを行っている旨を密に連携できていない
- 今まで通りの評価制度では正しく評価してもらえないのではと思う
テレワークで自分は正当に評価されていると思うか尋ねたところ、半数近くがテレワークで正当に評価されている実感がないことが分かった。
どうすればテレワークで働きぶりをきちんと評価されていると安心感を持てると思うか(一部抜粋)
- タスク管理ツールで可視化する
- タスク管理ツールを導入し、チーム間でも共有できるようにしてほしい
- タスク管理ツールの導入があれば、報告する側もされる側も業務の簡素化ができて、見える化によりお互い安心できる
- 業務報告を含めたコミュニケーションの時間を定期的に持つ
- 人事評価時にテレワークへの対応についての評価基準を設ける