CompTIAの認定資格で効率的・効果的な人材育成を
――「IT Fundamentals」を活用して人材育成に取り組まれている日本企業の事例はありますか?
はい。情報機器などを販売・サービスする某企業では、セールストランスフォーメーションの一環として「IT Fundamentals」をご活用いただいています。以前はベンダーに特化した認定資格の取得を推進されていたそうなんですね。しかし、お客様の課題解決に最適なソリューションを提案するためには、お客様のIT環境に沿った知識が必要だということで、ベンダーに依存しない「IT Fundamentals」の取得を営業職で推進しておられます。
――営業活動のベースとして、IT・ICTの知識がなければお客様のニーズに応えられない時代に入っているのですね。
そうですね。「IT Fundamentals」でお客様の身の回りのIT・ICTに関わる知識を身に付けておけば、お客様の課題やゴールをお聞きすることで、自社が提供できるソリューションの接点を見出せるというわけです。
――CompTIAでは「IT Fundamentals」のほかにも、さまざまな認定資格を提供されています。次のステップはどのように進めていけばよいのでしょうか。
私どもでCore Skillsと位置付けている、マルチOS、マルチクライアントで小規模環境の運用・構築・管理を扱う「A+」、中規模環境でのネットワークを扱う「Network+」、サイバーセキュリティを扱う「Security+」から着手することをお薦めします。これらの知識があれば、その上に載せるテクノロジーが何であれ、ベンダーロックインされることなく、「自分たちはこうしたいんだ」と意思を伝えた上で、ベンダーと対等に渡り合えるようになります。この辺りはあらゆるテクノロジーのベースであり、トレンドによって変わるものではありません。
――では最後に、CompTIAでは今後、日本国内のDX人材育成に、どう取り組んでいくのか教えてください。
私たちの認定資格を通じて、効率的かつ効果的なDX人材の育成に貢献していきたいです。今回ご紹介したワークフローを使って、「どこまで人材が育成できていて、どこができていないのか」をチェックすることで、自社に足りないところが見えてくるはずですので、DX人材の育成でお困りの皆様は、ぜひ一度ご覧いただけたらと思います。
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