oViceは、2次元のバーチャル空間「oVice(オヴィス)」を活用し、企業が人材採用時に行う様々な活動を包括してメタバース上で行える「採用メタバース」を6月10日にオープンした。
同メタバースにおいて企業は、自社の採用メタバース上に閲覧用のコンテンツとしてテキストや図表、Webサイト、スライド、動画などを掲示できる。PCだけで利用できる2次元のメタバースを用いるため、特殊な機器や技術は必要なく、これまで蓄積した採用コンテンツも有効に活用できるという。また、空間内で会社説明会や採用イベントをライブ型で開催することもできるほか、フロアを分けて面接会場や入社後のオンボーディングコンテンツを設置することも可能。様々なプロセスを採用メタバース上で行うことで、候補者が会社に興味を持った段階から入社後のオンボーディングまで、一貫した採用CX(Candidate Experience<候補者体験>)を提供できるという。
候補者は、採用メタバースに入場し、アバターとして空間内を自由に動きまわりながら掲示された会社情報を閲覧できる。VRゴーグルやトラッキングデバイスなどの機器の用意や専用アプリのインストールは必要なく、PCやスマートフォンのブラウザを利用して、場所や時間を問わず気軽に企業情報にアクセス可能。また、メタバース内ではアバター同士が近づくだけで会話ができるため、ライブ型イベントに参加した際には企業の担当者とも気軽に話すことができるという。
また同社は、人事部門担当者が採用活動において手軽にoViceを活用できるよう、採用メタバースモデルルームを公開。アカウント登録などは必要なく、名前を入力するだけで、いつでも見学できるという。
【関連記事】
・採用面接の実施形式「オンラインのみ」はわずか4.8%、多くの企業で対面と併用―学情
・オンライン面接ツール「batonn」のβ版をリリース、面接を個人戦からチーム戦へ―リブセンス
・人事担当者が1人でオンライン採用説明会を開催できる「ワンオペ採用説明会支援サービス」提供開始―アウル