ZENKIGENは、オンライン面接ツール「harutaka」を活用して、企業の採用力向上を支援する新たな取り組みを開始すると発表した。
この新たな取り組みでは、企業の採用力をデータドリブンに可視化し、課題の抽出から採用力向上に向けた改善活動までを支援するソリューションを提供。harutakaの面接動画データから、候補者と面接官の「表情の動き」や「発話比率」などを面接品質の指標としてAIが解析し、定量化する。
また、適性検査結果や採用管理システム上のプロセス情報、面接官の評価結果などを総合的に分析。面接官ごとの採用貢献度および採用プロセスにおけるボトルネックが特定され、次期以降の採用活動における改善点をデータドリブンに抽出し、採用力向上に向けた施策を検討できるという。
期待される効果は以下のとおり。
自社にとっての「優秀面接官」の定義づけ
客観的なデータに基づいて採用貢献度の高い面接官と低い面接官の面接スキルの相違点を明確化。自社にとっての優秀面接官を定義づけることにより、目指すべきモデルケースを導き出す。多数の面接官からスキルが不足する面接官を効率的に特定し、効果的なフォローを行えるという。
採用力の定量化と向上
個人単位の面接スキルを定量的に可視化できるため、人事担当者は適切なフォローや育成研修を検討・実施できる。総合的なデータ分析をもとに、面接の精度検証および改善サイクルを回すことで、採用力の向上が期待できるとしている。
候補者体験の向上
求める人材を採用するためには、より良い候補者体験を実現できる採用プロセスが重要。面接動画データのAI解析結果や面接後の満足度アンケート結果などから候補者体験を定量化することで課題を抽出できるため、最適な採用プロセスや面接官の配置を検討できる。これにより、候補者の内定承諾までの確率を最大化することが期待されるという。

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