パーソルホールディングス(パーソルHD)は、人的資本経営におけるダイバーシティ&インクルージョン(以下、D&I)に関する企業の取り組み実態調査を実施し、その結果を発表した。
調査の概要と結果は以下のとおり。
D&I推進における課題(全体)
D&Iの指標化項目として、年齢割合、性別割合(全社/管理職)については30%強の企業が指標化を行っていると回答した。中でも、管理職における指標化割合が少し高い傾向となった。
女性活躍推進の取り組み状況(全体/企業規模別)
女性活躍推進の取り組み状況について、「十分に取り組めている」「ある程度取り組めている」の合計は全体で58.0%だった。超大手企業は67.9%、大手・中堅企業は57.1%、中小企業は49.1%と、企業規模が大きいほど取り組み状況が高いことが分かる。
外国人採用への取り組み状況(全体/企業規模別)
外国人採用の取り組み状況について、「十分に取り組めている」「ある程度取り組めている」の合計は全体で50.2%となった。超大手企業は64.9%、大手・中堅企業は46.2%、中小企業は39.5%と、企業規模によって開きがあった。
従業員の年齢構成(全体)
従業員の年齢構成については、「高年齢層が多い」がトップで32.5%、次いで「若手層が少ない」31.4%で、高年齢化が進む企業が多いことがうかがえる。
なお、同調査の全結果データは、同社Webサイトから無料でダウンロードできる。
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