マイナビは、同社が運営する「マイナビ研修サービス」で、若手社員の育成を支援する新サービス「ポケットOJT~sakidori~」(以下、sakidori)の提供を9月1日より開始した。
sakidoriは、若手社員を育成するためのOJT支援システム。活躍する若手社員に共通する「能力」と「経験」をゲーム感覚で学ぶ学習フローが搭載されており、通常は7年かけて習得する「活躍する若手社員に共通する6つの能力」と「その社員が乗り越えてきた経験」を11週間で学ぶことが可能だという。
sakidoriの主な機能と特徴は次のとおり。
機能
- 活躍する若手社員に共通する「能力」と「経験」を学ぶ学習フロー
- 学習内容は、「仕事場面」「理論の学習」「追加の学習」「実践の学習」で構成されている。受講者は、1週間ごとに設定された「仕事場面」(実際に直面し得る仕事上の課題を再現した実践学習)に沿って学習を進める。「仕事場面」は成長のカギとなる20代で習得すべき能力や経験を想定し設定されている。また、「理論の学習」では仕事場面に必要な6つの能力を、「追加の学習」では仕事場面をふまえて若手社員が知っておきたい内容を学ぶ。「実践の学習」では理論・追加の学習で学んだことを活かし、仕事場面での解決策を考える。各学習でインプットとアウトプットを繰り返すことで、学習内容の定着を促す。
- コミュニケーション機能
- sakidoriは、受講者同士や人事・上司と連絡が取れるチャット機能や、テーマに沿ってやりとりできる掲示板機能、受講者の考えを知るためのアンケート機能などがある。共感や競争によって受講者の自発的な学習意欲を引き出し、他者の視点を学ぶことで成長促進にもつながる。
特徴
- 学術研究結果をもとに開発された学習設計
- sakidoriで学べる6つの能力は、東京大学との共同研究をもとに設計されている。研究で明らかになった、活躍している若手社員に備わっている「能力」や「経験」の共通点がsakidoriの学習設計や内容に反映されている。
- リアルな職場を疑似体験
- 映像を通じたケーススタディで、活躍している先輩社員たちが経験してきた職場での壁を疑似体験できる。主観カメラによって撮影されたドラマ形式の映像を視聴することで、実際に仕事で直面し得る場面・問題をリアルに体感できる。
- ゲーミフィケーション要素
- 「学習結果により、見た目が変化するアバター」や「成長度合いが一目で分かる学習ポイント」などのゲーム要素を取り入れている。ランキング形式での表示や、コミュニケーション機能が充実しており、他者との共感や競争による学習を促す。
【関連記事】
・23新卒を含めた若手社員向け異業種交流型学習プログラム「AHRCH」をリリース―エッグフォワード
・社内の若手社員育成制度を構築、成功事例をクライアント企業に提供―ウィビッド
・約7割の若手がスタートアップへの転職を検討 理由は「キャリアアップのための経験」が最多—エン・ジャパン調べ