学情は、2025年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、「パーパス」についてインターネットアンケートを実施した。
約7割の学生がパーパスを制定する企業は「好感が持てる」
「パーパス」を制定する企業について、「好感が持てる」と回答した学生は34.7%であった。「どちらかといえば好感が持てる」の34.4%を合わせると、「好感が持てる」と回答した学生は約7割となる。
就職活動で企業のパーパスを知ると「志望度が上がる」学生は約6割
就職活動において、企業のパーパスを知ると「志望度が上がる」と回答した学生は26.9%であった。「どちらかと言えば志望度が上がる」の32.5%を合わせると、約6割の学生が、企業のパーパスを知ると「志望度が上がる」ことが分かる。「企業がどのような方向性を目指しているか知ることができる」「自身の価値観と合致するか、照らし合わせることができると思う」「自身が大切にしたいことと、企業のパーパスが重なると、志望度が上がる」といった声が寄せられた。
自身のパーパスや、自身が解決したい社会課題を「意識する」と回答した学生は18.1%となった。「どちらかと言えば意識する」の25.1%を合わせると、4割を超える学生が自身の「パーパス」を意識することが分かる。「まだ自分事として考えられる社会課題までは見つけられていないが、どのように社会に貢献するかを考えていきたいと思う」「実際に就職活動を進める上で、自身のパーパスや解決したい社会課題も見つけていきたい」「どのような企業に就職したいか考える上で、自身のパーパスや社会課題への関心も意識するようになった」といった声があったという。
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2023年9月21日~2023年9月28日
- 調査機関:株式会社学情
- 調査対象:「あさがくナビ2025」へのサイト来訪者
- 有効回答数:375件
- 調査方法:Web上でのアンケート調査
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