ワークデイは、コーン・フェリーとアドバイザリーパートナーシップ契約を締結したと発表。それに伴って記者説明会を10月19日に開催した。
今回両社が開始したアドバイザリープログラムは、ワークデイが日本市場に注力するにために定めたパートナーシップ戦略の1つ。人材情報の可視化、人材育成の強化、ジョブ型人事管理システムへの移行などといった新しい人事管理のあり方を模索する日本企業に対して、広範かつ包括的なサポートを提供するために協業に至ったという。
ワークデイ エグゼクティブ・プレジデント 兼 日本担当ゼネラルマネージャー日本法人社長の正井拓己氏は、今回のパートナーシップにより、ワークデイのテクノロジーとコーン・フェリーの組織コンサルティング領域における豊富な知見を組み合わせることで、人事・組織制度の戦略設計から人事業務プロセスの実現まで、一貫したサポートを提供できるようになると述べた。
また、正井氏は同社のグローバルにおけるAI戦略にも言及。オプションではなく標準機能として搭載する「プラットフォームアプローチ」、約6290億件/日の処理トランザクションによる「豊富なデータセット」、透明性の高いセキュリティと意思決定者を人間に据えた設計による「信頼性」の3つを掲げて、ジョブ定義書や育成計画の効率的な作成のためにAIが利用できると紹介した。
なお、同パートナーシップは、日本国内の組織を中心に活動を進め、今後グローバルへと拡大していく見込みとのこと。
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