ワンキャリアは、2024年卒の学生を対象に「就職活動に関するアンケート」を実施した。
半数以上の学生が「2023年3~6月」に就職活動を終えている
「就職活動を始めたのはいつですか?」と質問したところ、「2022年6月」(25.8%)が最多であった。次いで「2022年4,5月」(21.6%)、「2022年7月,8月」(12.4%)と続き、半数以上の学生が2022年の上半期中に就職活動を開始していた。また、就職活動の終了時期は「2023年6月」(21.1%)が最多、次いで「2023年5月」(12.9%)、「2023年3,4月」(それぞれ10.8%)となった。
理系の企業選びは「なりたい職種」「社風」を重視
「本選考にエントリーする際に重視していたこと」を聞いたところ、文系と理系で回答に違いが見られた。文系は「ワークライフバランスが確保できる」が最も多く34.3%、次いで「企業内の雰囲気がいい」(29.3%)「自分のなりたい職種である」(27.2%)が続いた。一方で、理系は「自分のなりたい職種である」(30.7%)が最も多く、次いで「企業内の安定性」(27.7%)「企業内の雰囲気がいい」(27.7%)となった。
約4割が人事以外の社員と話して志望度が上がったと回答
「就活中に最も情報収集を行っていたとき、どんな情報を収集しましたか?」という質問に対しては、「入社後の具体的な業務内容」が49.5%と最も多かった。続いて、社風(38.6%)、福利厚生(32.7%)と続いた。
一方で、「入社予定企業について、志望度が上がった理由はなんですか?」と聞いたところ、「社風」(35.8%)が最も多く、次に「働く社員の魅力」(32.2%)「仕事のやりがいや楽しさ」(25.7%)が続き、就活中に集めていた情報とは異なるポイントで志望度が上がっていることが分かった。
また、「入社予定企業について、次のうち誰と話したことが志望度を上げましたか?」と質問したところ、「人事以外の社員」(40.7%)が最多であった。「選考とは関係なく、人事以外の社員とランチをさせていただく機会があった」「長期のインターンシップで、社員の方と共に過ごした」というコメントが寄せられ、選考ステップ外で現場社員とのコミュニケーション機会を得られるかが内定承諾のポイントになっていることがうかがえたという。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査名:【24卒】就職活動についてのアンケート
- 調査期間:2023年10月18日~23日
- 調査機関(調査主体):株式会社ワンキャリア
- 調査対象:2024年卒の大学生
- 調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
- 有効回答数:380
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