ベネッセホールディングスとパーソルキャリアの合弁会社であるベネッセ i-キャリアは、同社が運営する「dodaキャンパス」において、学生を対象に「自身の就活やキャリア観醸成に影響を与えた人や経験・体験」を調査した。
就職先の検討に親の意見を最重視したい学生は約25%
まず、大学2、3年生(26年卒、25年卒)を対象に、就職先の企業を検討する際、自分以外で誰の意見やアドバイスを最も重視したいかについて聞いたところ、24.4%の学生が「親(父親・母親)」と回答した。
また、「検討している企業について、相談した人から賛同を得られない場合は応募や入社を再検討する」と回答した学生の割合は、全体で41.3%だったのに対し、相談した人に「親(父親・母親)」を選択した学生は、52.3%と約10ポイント増加することが分かった。
就活の相談をしている(したい)人の最多も「親」
就活が本格化した時期に一番相談している(したい)人を聞いたところ「親(父親・母親)」(26.0%)が最多となった。次いで、「大学のキャリアセンター職員」(19.1%)が続く。なお、キャリアセンターの職員という回答は、「これまでキャリアについて相談したことがある人」という設問では4位となっていることから、就活が本格化する時期では、より具体的な情報やアドバイスを求めて大学のキャリアセンターを活用している(したい)学生が多いと考えられる。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:11月19日~26日
- 調査対象:dodaキャンパス会員の大学2、3年生(26年卒、25年卒)
- 調査方法:Webアンケート回答方式
- 有効回答数:446人
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