Python 3 エンジニア認定基礎試験は、Pythonの文法基礎を問う試験。昨年から数度実施されたベータ試験では、受験者の応募を開始すると瞬く間に定員に達するほど人気を博してきたが、6月9日より本試験がいよいよ始まる。
試験の作問はNECマネジメントパートナーが担当する。試験監修は、寺田 学氏(株式会社 CMSコミュニケーションズ代表取締役、一般社団法人 PyCon JP代表理事)、鈴木たかのり氏(株式会社ビープラウド Python Climber、一般社団法人 PyCon JP 理事)、辻 真吾氏が行っている。寺田氏はPythonエンジニア育成推進協会 顧問理事に推挙され、近く就任する予定という。
試験概要は次表のとおり。また、同試験の主教材である『Python チュートリアル 第3版』(オライリー・ジャパン刊)の目次をベースとして、出題配分が公開されている。
試験名 | Python 3 エンジニア認定基礎試験 |
---|---|
内容 | 文法基礎を問う試験 |
受験料金 | 一般:1万円(税抜き)、学割:5000円(税抜き) |
問題数 | 40問(すべて選択問題) |
試験時間 | 60分 |
合格ライン | 正答率 70% |
試験会場 | 日本全国のオデッセイ コミュニケーションズ CBTテストセンター |
主教材 | 『Python チュートリアル 第3版』(オライリー・ジャパン刊) |
受験申し込み | オデッセイ コミュニケーションズのWebサイトから |
章立て | 出題数 | 出題率 |
---|---|---|
1章 食欲をそそってみようか | 1問 | 2.5% |
2章 Pythonインタープリタの使い方 | 1問 | 2.5% |
3章 気楽な入門編 | 6問 | 15.0% |
4章 制御構造ツール | 9問 | 22.5% |
5章 データ構造 | 7問 | 17.5% |
6章 モジュール | 2問 | 5.0% |
7章 入出力 | 1問 | 2.5% |
8章 エラーと例外 | 4問 | 10.0% |
9章 クラス | 2問 | 5.0% |
10章 標準ライブラリめぐり | 4問 | 10.0% |
11章 標準ライブラリめぐり─PartII | 1問 | 2.5% |
12章 仮想環境とパッケージ | 1問 | 2.5% |
13章 次はなに? | 0問 | 0.0% |
14章 対話環境での入力行編集とヒストリ置換 | 1問 | 2.5% |
なお、同試験の認定スクール参加校も併せて発表された。認定第1号となるスクールは以下のとおり。
Pythonエンジニア育成推進協会では、今後3年間で3000名の受験者の獲得を目指すとしている。