ビジネス数学検定は、日本数学検定協会が開発したビジネスパーソンに必要とされる実用的な数学力・数学技能を計る検定。試験には下位資格の3級、上位資格の2級、最上位資格の1級が用意されている。下位資格の3級は旧称をLiteといい、前回の第44回より3級に名称が変更されている。
ビジネス数学検定では、実務に必要とされる数理的な考え方を、現状認識や問題発見をつかさどる「把握力」、定量分析、定性分析に発展させる「分析力」、意思決定、状況判断を研ぎ澄ませる「選択力」、シナリオプランニング、シミュレーション能力を磨く「予測力」、プレゼンテーション能力や図解力を発揮する「表現力」の5つの力に分類し、それぞれについて計測する。ビジネス数学検定で出題されるビジネスシチュエーション問題は、この5つの力を背景に選出されているという。
検定の概要は次のとおり。申し込みには、無料で作成できるアカウントが必要になる。支払いや試験はアカウントでログインできる「マイページ」から行う。
- 検定時間/問題
- 【3級】60分/30問(五者択一問題)
- 【2級】60分/30問(五者択一問題)
- 【1級】90分/30問(五者択一問題)
- 検定料
- 【3級】2160円(税込み)
- 【2級】4320円(税込み)
- 【1級】6480円(税込み)
- 検定結果
- 各階級とも合格点は70点。1級のみ、A合格(70点以上)、AA合格(80点以上)、AAA合格(90点以上)の合格ランクを設定。
検定結果は「合格」「不合格」のほか、総得点、および、「5つの力」それぞれの得点を表示し、どの部分に強み・弱みがあるのかをレーダーチャートを用いてビジュアルで評価する。
試験方式 インターネット上で受検できるCBT(Computer Based Testing)方式。5つの力の分析結果や総合スコアは受検直後に表示され、合格者には検定企画終了後に合格証書が郵送される。
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検定のサンプル問題はこちらに用意されているので、ぜひチャレンジしてみていただきたい。