学情は、2025年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、「面接での伝え方」についてアンケート調査を実施し、その結果を発表した。
面接で本音を話すことができると「志望度が上がる」と回答した学生が7割超
面接で本音を話すことができると「志望度が上がる」と回答した学生が45.8%に上った。「どちらかと言えば志望度が上がる」(29.8%)を合わせると、7割以上の学生が面接で本音を話せると志望度が上がるとしている。「形式的な面接ではなく、面接官と対話ができると志望度が上がる」「本音で話せる企業は、それだけ社風や仕事内容が自身の希望とあっていると思う」「本音で話すことができ、さらに本音で話したことを評価してもらえると、入社後も頑張れると思う」といった声が上がっている。
面接において「本音で話せている」と回答した学生が6割を超える
面接において、「本音で話せている」と回答した学生は21.6%だった。「どちらかと言えば本音で話せている」(39.1%)を合わせると、6割以上の学生が「本音で話せている」としている。
「面接は本音で話したい」の回答が8割超
面接でのコミュニケーションについて、「本音で話したい」と回答した学生が56.6%に上った。「どちらかと言えば本音で話したい」(27.2%)を合わせると、8割以上の学生が「本音で話したい」としている。「本音で話したほうが、企業にとっても自分にとっても良いと思う」「ありのままの自分を評価して欲しい」「飾ったり背伸びをしたりしてしまうと、実際に入社してから苦労すると思う」「本音で話したほうが、熱意が伝わると思う」「内定をもらうことがゴールではない。入社後に活躍するためには、本音で話すことが必要だと思う」といった声が寄せられた。
面接では「本音で話すことを重視」する学生が半数超。「評価を重視」する学生は約3割
面接では、「本音で話すことを重視している」と回答した学生が22.6%に上った。「どちらかと言えば本音で話すことを重視している」(29.1%)を合わせると、約半数の学生が「本音で話すことを重視している」とした。「面接はすり合わせの場だと思う」「経験したい仕事ができるか、社風がマッチしているかなど、面接で確かめたいことを聞くには、本音で話すことが必要だと思う」「入社してからミスマッチがないように、本音で話すようにしている」といった声が上がっている。
一方、「面接での評価を重視している」と回答した学生は34.6%だった。「本音で話しつつも、面接官がどう感じるかを意識しながら話す内容や表現を選ぶようにしている」「面接もコミュニケーションなので、どのようなことを話すべきかを取捨選択するのは自然なことだと思う」といった声が寄せられた。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2024年3月7~18日
- 調査対象:「あさがくナビ2025」へのサイト来訪者
- 有効回答数:677件
- 調査方法:Web上でのアンケート調査
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