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本当に活かせる! 採用活動の振り返り | 第1回

なぜいま新卒採用が難しくなっているのか なぜ採用活動の振り返りが重要なのか


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 企業の採用活動に欠かせないのが、「採用活動の振り返り」です。しかし、採用をめぐるマーケット環境はめまぐるしく変化し、さらに振り返りを行う観点や持っている情報も多岐にわたるため、何をよりどころに自分たちの活動を評価してよいのかを見失う採用担当の方も多いのではないでしょうか。そのような状況の中でも環境の変化に惑わされず、採用活動の何がうまくいっていて、何が課題になっているのかを判断するにはどうすればよいのか。本連載では基本的な考え方について考えていきます。第1回の今回は「新卒採用が難しくなっている理由」と「採用活動の振り返りが重要な理由」について説明します。

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なぜいま新卒採用が難しくなっているのか

就活ルールが大きく変化

  採用活動をめぐる環境は年々変化しており、企業にとっても素早く状況を把握し、対策を講じることが必要になっています。ここ数年で特に大きいのが、次に挙げる2つの就職活動のルール変更でしょう。

  1. 2021年卒以降、経団連に代わって政府主導で就活スケジュールが示されるようになった
  2. 2022年の三省合意により、特定の要件を満たすインターンシップでは、その中で得た学生情報を採用活動に利用できるようになった

 とりわけ2により、企業は3月のエントリーに向けた母集団形成のための冬期インターンシップより、「採用直結型」で採用選考を早期に行うための夏期インターンシップに比重を置くようになりました。このために、前年度の採用が終了していない中で、次年度の採用活動を本格的に開始していく必要が出てきました。

Q. あなたがインターンシップに参加した時期を教えてください。(複数選択可、N=1110)<br/>【出典】リクルートマネジメントソリューションズ(2023年6~7月調査実施)
Q. あなたがインターンシップに参加した時期を教えてください。(複数選択可、N=1110)
【出典】リクルートマネジメントソリューションズ(2023年6~7月調査実施)
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学生が企業を選ぶときの基準が変化

 就活ルールの変化に合わせて各社が採用活動スタイルを変化させた結果、学生側の企業の選び方にも変化が生じています。

 内定承諾の最終的な理由のトップは、2020年卒以降「社員や社風が魅力的である」でしたが、2023年卒を境に「自分のやりたい仕事(職種)ができる」に変わっています

内定承諾の最終的な理由のトップは2023年卒を境に「自分のやりたい仕事(職種)ができる」に変わった<br/>【出典】リクルートマネジメントソリューションズ「2024年新卒採用 大学生の就職活動に関する調査」(2023年6~7月調査実施)
内定承諾の最終的な理由のトップは2023年卒を境に「自分のやりたい仕事(職種)ができる」に変わった
【出典】リクルートマネジメントソリューションズ「2024年新卒採用 大学生の就職活動に関する調査」(2023年6~7月調査実施)
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 また、企業を応募したきっかけとして「希望する勤務地で働けそうだから」は、2017年卒以来横ばいで推移しており、学生側の勤務地への意識は変わっていないと考えられますが、採用時に職種や勤務地を確約する企業が出現し、職種や勤務地が選べない(いわゆる「配属ガチャ」)よりも、職種や勤務地が確約される前提の中で、より社員・社風が魅力的な企業を選べるほうが、学生がより納得感のある意思決定をしやすくなっているようです。

職種や勤務地が確約される前提の中で、より社員・社風が魅力的な企業を選べるほうが、学生がより納得感のある意思決定をしやすくなっている<br/>【出典】リクルートマネジメントソリューションズ「2024年新卒採用 大学生の就職活動に関する調査」(2023年6~7月調査実施)
職種や勤務地が確約される前提の中で、より社員・社風が魅力的な企業を選べるほうが、学生がより納得感のある意思決定をしやすくなっている
【出典】リクルートマネジメントソリューションズ「2024年新卒採用 大学生の就職活動に関する調査」(2023年6~7月調査実施)
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 このように、競争環境の変化は学生の意思決定のスタイルにも影響を及ぼすため、「学生が持つ自社のイメージ」「他社ではなく自社を選ぶ魅力は何か」を常に明らかにし、意図して魅力を強化していくことの重要性は増してきているといえます。

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この記事の著者

上田 彩乃(ウエダ アヤノ)

株式会社リクルートマネジメントソリューションズ コンサルティング部 スタッフ。出版社にて編集として勤務後、2018年リクルートキャリアに入社(後にリクルートマネジメントソリューションズに転籍)。大手企業の採用課題に関するアセスメントやコンサルティング、トレーニングの提供に携わり、2024年4月より現...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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