学研ホールディングスのグループ会社であるベンドは、同社が運営する「スキルアップ研究所」にて、「文系出身者のIT業界勤務に関する実態調査」を行った。
文理によるITエンジニアの年収格差は、ほぼない
文理によるITエンジニアの年収格差はどのくらいだと感じるかという質問に対し、「0〜50万円」が49.9%と最多であった。また、約80%が年収の差を「150万円以下」と答えたことから、努力・能力次第では、文系出身のITエンジニアも理系出身者と同水準の収入を得られると考えられる。
半数以上が「昇進スピードに文理は関係ない」と回答
文理によるITエンジニアの昇進スピードは差があると思うかという質問に対し、「文理は関係ない」が54.9%と、最も高くなった。一方、「理系の方が早い」が40.2%であったことから、ITエンジニアとしては理系の方が能力が高い傾向にあることは否定できないだろうと同社は述べている。
IT業界を志望する動機は、文理で異なる
なぜIT業界で働こうと思ったのかという質問に対し、文系出身者は「人材需要が高く、高年収が期待できると思ったから」が67.2%と最多となった。一方で、理系出身者は「コンピューターによるものづくりに興味があったから」が50.0%と最も多い結果となり、文理によって志望動機が異なることが分かった。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査名:文系出身者のIT業界勤務に関する実態調査
- 対象者:IT業界に転職経験がある20代以上の社会人
- 対象地域:全国
- 調査対象:インターネット調査
- 調査期間:5月4日〜11日
- 回答数:102
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