LASSICは、フルリモート勤務と給与の関係について調査した。
現在の条件のまま「フルリモートで働きたい」は6割
現在の勤め先、自宅、給料も変わらずにフルリモート(100%在宅勤務)で勤務できるとしたら希望するかを質問したところ、60.9%がフルリモートを希望した。
次に、男女別に見たところ、「フルリモート勤務を希望する」と回答した男性が58.3%に対し、女性は63.8%と微増した。
さらに、年代別で見たところ、「フルリモート勤務を希望する」は20代が最多で73.1%。年代が上がるごとにフルリモートの希望は減っていき、60代では48.6%となった。
フルリモートと給与の関係
フルリモートで働きたいと答えた人に対し、フルリモート勤務ができるとして給与条件が変わる場合にどこまで妥協できるかを質問したところ、「3%までなら下がってもいい」が25.4%、「5%までなら下がってもいい」が13.9%と続いた。全体では、54.8%が給与が下がったとしてもフルリモートで働きたいと答えている。
また、給与が下がってもいいと思う理由について聞いたところ、「通勤時間がなくなり、その時間を自由に使えるから」が64.7%で最も多く、次いで「電車やバスでの混雑や遅延のストレスがなくなるから」が48.9%、「オフィス勤務という環境ストレスがなくなり、落ち着いた好きな空間で仕事ができるから」が44.3%と続いた。男女ともに、通勤時間に関するストレスが大きい様子がうかがえる。
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2024年4月26日~30日
- 調査対象:全国20〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女1001名
- 調査方法:インターネット調査
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