グローバルで人材育成の基盤となる「サントリー大学」
「人本主義」のサントリーがつくる人材育成の仕組み グローバルビジネス、ミドル・シニア活躍を課題に
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概要
近年、人的資本経営が声高に叫ばれているが、グローバル食品酒類総合企業グループであるサントリーでは、「人」こそが経営の重要な基盤であるという「人本主義」の考えの下、積極的な人材育成に取り組んでいる。その取り組みの一環として、2015年に設立されたのが企業内大学「サントリー大学」だ。サントリーグループすべての従業員の学び舎としてさまざまなプログラムを開発・提供している。2023年にはさらなる進化に向けて、サントリー大学において2つの大きな変革も推進された。こうした先進的な取り組みの背景には何があったのか。なぜ、変革に挑んだのか。サントリーホールディングス株式会社 ピープル&カルチャー本部 部長でありサントリー大学を統括する長政友美氏に話を聞いた。
“本来の”リスキリングとは——日本での成功事例も紹介
行うべきは「再配置が前提のリスキリング」 Thinkings 佐藤氏が説く大変革時代の人材戦略とは
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概要
人手不足が深刻化する中、多くの企業では生産性向上を目指し、DXを推進している。しかし、自動化による職務の配置転換やリスキリングの必要性、またAIへの不安から発生する抵抗勢力への対策など、新たな課題に直面している企業は少なくない。企業はこれらの課題にどのように立ち向かうべきか、そしてリスキリングは本来どのように進めるべきなのか——。これらの課題に対し、約20年間複数の企業にて人事を経験し、リクルートワークス研究所の機関紙『Works』の編集長を経て、現在はThinkings株式会社のCHROとして活躍する佐藤邦彦氏に話をうかがった。
各社の個性が光るリスキリング施策、狙いから成果まで
3人の現役人事に聞く!人的資本経営に欠かせない「リスキリング」の取り組み・評価方法とは
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概要
人事担当者の個性にフォーカスするメディア『人事のヨコガオ』との合同企画「現役人事に聞く!」。人事担当者であれば気になるテーマをもとに、各社の取り組みを紹介します。第4回となる今回のテーマは、政府が「5年間で1兆円をリスキリング支援に投じる」と表明するなど、いま注目が集まっている「リスキリング」です。新しいスキル習得を促すことで従業員の能力を最大限に引き出す、人的資本経営には欠かせない育成手段であるリスキリング。とはいえ、どうやって進めるべきか迷う方もまだまだ多いでしょう。そこで、今回はリスキリングの取り組みについて、3社の人事に話を聞きました。
「日経リスキリングアワード」最優秀賞! デンソーの取り組み
デンソーが取り組むハード人材のソフト人材への転進 そのリスキリングを実現する制度と仕組みとは
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概要
世界トップクラスの自動車部品メーカーとして知られる株式会社デンソー。同社は、電動化や自動運転などモビリティ業界における急速な変化に対応すべく、ソフトウェア人材の育成を推進している。その鍵となるのが、2019年末にスタートした「キャリアイノベーションプログラム」だ。社員の自律性を重視したこの取り組みは、単なるスキル開発の枠を越え、キャリア形成を支援する包括的なプログラムとして産業界から注目を集めている。2024年には「日経リスキリングアワード」で企業・団体総合部門最優秀賞を受賞した。今回は、同プログラムを主導するデンソーのソフトキャリア支援室の2人に、同じく受賞企業であり、ミドルシニア人材に向けコミュニティやビジネスなどの機会を提供する「ライフシフトプラットフォーム」を運営するニューホライズンコレクティブ合同会社 代表の野澤友宏氏がその全貌を聞いた。
人事もリスキリング! ピープルアナリティクスに必要な力とは
ピープルアナリティクスを学ぶとき・実践するときに本当に重要なこと はまってはいけない沼とは
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概要
人事データを活用し、組織の課題解決や戦略立案に役立てる「ピープルアナリティクス」。管理者の勘や経験、度胸に頼るのではなく、データに基づいて現状を把握し、効果的な施策を考えたいという人事担当者が増えている。しかし、多くの人事担当者がピープルアナリティクスの技術を学ぶ機会を得られていないのが現状だ。本稿では、「ピープルアナリティクス実践キャンプ」を運営する株式会社シンギュレイト 代表取締役の鹿内学氏と、株式会社コーナー 取締役COOの小林幸嗣氏に、ピープルアナリティクスを行うメリットや学ぶうえで重要なこと、そして同キャンプの具体的な内容について聞いた。