日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)は、AI録画面接評価ツール「QAmatch(キューエーマッチ)」の提供を4月16日より開始する。
QAmatchは、面接の録画映像をAIが解析し、候補者の人物特性を可視化するサービス。同社が30年以上にわたり40万人以上の受験者を評価してきた、JMAMアセスメントセンター(企業人の管理者適性を評価するアセスメントサービス)のアセッサー(専門の評価者)のヒューマンスキル測定技術と、AI技術の開発元であるオプティメースのコミュニケーションAIを組み合わせて開発された。
QAmatchでは、話す内容、話し方、表情や声のトーン等から、ベーシックスキルを6つの軸で評価し、面接選考の「迷い」「思い込み」「評価のばらつき」を防ぎ、自社に合った人材を効率よく見つけ出せるという。

サービスの特徴は次の3つ。
- 30年以上のアセスメント実績とAIの融合
- JMAMアセスメントセンターのアセッサーのヒューマンスキル測定技術とオプティメース株式会社のコミュニケーションAIの技術を組み合わせて、AIの強みが活きるコミュニケーション上のベーシックな要素に特化して、客観的・定量的に評価を行う。そのため、コミュニケーション面の評価でも、面接官ごとの「評価のばらつき」を防げる。
- AIによる採用面接評価で採用プロセスを効率化
- エントリーシートや職務経歴書と併用することで、書類だけでは分かりにくいコミュニケーション面の特徴も面接前に確認でき、自社に合う人材に絞って面接選考を行える。また、評価要素をAIの強みが活きる項目に絞って評価しているため、候補者の回答時間は約15分間と短く、負担が少なく、選考辞退が生じるリスクも小さいといえる。
- 内容面とコミュニケーション面から多面的に分析
- 評価結果は、内容面とコミュニケーション面(話すスピードやペース、表情など)から多面的に評価しているため、自社が求める人材像に合わせて候補者を絞れる。また、個人結果の画面では、録画データを確認したり、話された言葉をテキストで確認したりできる。これらの情報を面接前に確認することで、候補者を深く見極めたり、自社への魅了づけたりするように面接の時間を使え、面接の質を高められる。
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