リンクアンドモチベーションは、Uniposの完全子会社化に向けた株式交換契約を締結したと発表した。
Uniposは、従業員同士が日常の感謝や称賛を言葉とともにポイント(ピアボーナス)を通じて送り合える、全社参加型カルチャープラットフォーム「ピアボーナス Unipos」を提供している企業。
今回の完全子会社化により、両社が培ったノウハウやネットワークなどの経営資源を相互に活用することで、さらなる中長期的な企業価値の向上を目指す。具体的には次のようなシナジーを見込んでいるという。
- リンクアンドモチベーションの顧客へ「ピアボーナス Unipos」を提供
- 同社はコンサル・クラウド事業において、約1500社の顧客を支援している。変革クラウドサービスとして「ピアボーナス Unipos」を提供することで、支援企業のさらなるエンゲージメント向上を実現する。
- Unipos社の顧客へ「クラウド・コンサルティングを通じた診断・変革サービス」を提供
- Unipos社は約350社の顧客を支援している。同社の「モチベーションクラウド」や採用・育成・制度・風土といったワンストップコンサルティングサービスを提供することで、支援企業の組織変革を実現する。
各社によるコメントは次のとおり。
- Unipos株式会社 代表取締役会長 田中弦氏、代表取締役社長 松島稔氏
- 当社はこれまで、「『最高の集団を自らつくる』時代をつくる」というパーパスを掲げ、 社会に広げることに挑んでまいりました。このたび、リンクアンドモチベーション社と一体となり、新たな体制に移行することは、私たちのパーパスを社会に実装していくための大きな1歩であると捉えています。両社は、「人と組織の本質的な変革を支援する」という思想を深く共有しており、今回の統合により両社の経営資源を掛け合わせることで、お客様への提供価値をさらに高め、中長期的な企業価値の向上につながるものと確信しております。株主の皆さまをはじめとするステークホルダーの皆さまにおかれましては、今後とも変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
- 株式会社リンクアンドモチベーション 代表取締役会長 小笹芳央氏
- 当社は、2000年に世界に先駆けて「モチベーション」にフォーカスした経営コンサルティング会社として創業し、これまであらゆる企業の組織変革を支援してまいりました。現在、労働人口の減少など企業を取り巻く環境が大きく変化する中、本質的に企業価値を高める変革の実現が強く求められています。こうした時代において、全社参加型カルチャープラットフォーム「ピアボーナス Unipos」を提供し、カルチャー変革における豊富なノウハウを有するUnipos社との統合は、新たな価値創出に挑む重要な1歩であると捉えています。Unipos社とともに、より実効性の高い組織変革を支援し、「意味のあふれる社会の実現」を目指してまいります。今後とも変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
【関連記事】
・人事戦略と事業成果に「つながりを感じる」企業は半数超 人事変革(HRX)の課題—LINK&M調べ
・産官学連携「カルチャー変革推進委員会」を発足 業種や企業規模を越境し、学び合う場を提供—Unipos
・「オーディオブック大賞2024」を発表 組織文化変革賞にモスフードサービス—オトバンク