学研ホールディングスのグループ会社であるベンドは、同社が運営する「スキルアップ研究所」にて、「女性のスキルアップについての実態調査」の結果を発表した。
リスキリングに取り組む女性は増えている
リスキリング(就業時間外のスキルアップ)に取り組んでいる女性は約27.5%であった。これは、男性の取り組み率である33.5%と比較して低い数値となっている。

しかし、2024年の調査結果と比較すると、リスキリングを行っている・過去に行っていたことがある女性の割合は61.8%から74.0%に増加している。世の中のリスキリングへの意識の高まりを反映しているという。

スキルアップ支援への期待、男女間で異なる家庭の理解
「家庭(パートナー含む)の理解・協力」を期待する割合が女性の40.9%に対し男性は25.9%と、女性のほうが男性よりも圧倒的に高いことが分かった。この背景には、女性がスキルアップに取り組むうえで、時間的制約に加え、家事や育児といった家庭内での役割分担の偏りから、周囲の理解と協力が不可欠であるという認識が強く影響していると考えられるという。

スキルアップの男女差は女性がより強く感じている
女性のほうが男性よりも「スキルアップへの取り組みに男女差がある」と思う割合が高いことが分かった。この背景には、依然として女性に偏りがちな育児や家事の負担があり、スキルアップのための時間を確保することの難しさが、男女間の差に対する意識の差を生んでいると考えられると同社は述べる。

なお、調査の概要は次のとおり。
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調査名
- 女性のスキルアップについての実態調査
- 男性のスキルアップについての実態調査
- 対象者:20代以上の社会人
- 対象地域:全国
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2025年4月28日〜5月5日
- 回答数:男女各200
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