三菱総合研究所は、同社が厚生労働省から委託を受けて実施した「令和6年度働く人のワークエンゲージメントの向上に向けた支援事業」の一環である企業アンケート調査報告書が公開されたと発表した。
「エンゲージメント」の認知度
調査では、「エンゲージメント」という言葉の認知度と理解度が共に高いことが明らかになった。企業規模別に見ると、大企業では「エンゲージメントについて言葉を聞いたことがある」が90%程度、中小企業では70%程度と認知度が高い結果となった。
加えて、大企業では「言葉の意味も知っている」企業がすでに70%近く、現場に浸透していることがうかがえる

働きがい向上による職場の変化
働きがい向上による具体的な効果として、「従業員の定着率の向上」「従業員同士のチームワークの強化」「従業員の仕事への意欲の向上」「従業員の仕事の効率の向上」などが挙げられ、ポジティブな職場の変化が幅広く生まれていることが分かった。

なお、同調査概要の概要は次のとおり。
2024年8~10月に、全国の企業1万社を対象として、働きがい向上に関する取り組みの実態・効果・課題を把握するためのアンケート調査を実施し、約2400社から回答を得た。
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