学情は、2027年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、出社とリモートの「勤務形態」についてインターネットアンケートを実施した。
過半数の学生は出社の機会がある企業は「志望度が上がる」
出社の機会がある企業の志望度を尋ねたところ、「志望度が上がる」(13.1%)、「どちらかと言えば志望度が上がる」(41.5%)となった。「出社することでの社内の雰囲気や会社の現状を意識できる」「キャリアを形成するうえで人との関わりが大事だと思う」「チームとのコミュニケーションや会社の雰囲気を直接感じられることは大切」といったコメントがあった。

出社とリモートを組み合わせて働ける企業は「志望度が上がる」との回答が9割以上
出社とリモートの勤務形態を組み合わせて働ける企業について、「志望度が上がる」と回答した学生が55.4%と過半数を占めた。「どちらかと言えば志望度が上がる」と回答した35.6%を合わせると91.0%となり、大多数の学生が出社とリモートを組み合わせた働き方を望んでいることが分かった。
「ハイブリッドな働き方で仕事とプライベートのバランスを取りやすくなる」「出社で直接コミュニケーションをとれる安心感がありつつ、リモート勤務で通勤の負担を軽減できる」「どちらにも良い点、悪い点はあるため、どちらか一方より、働き方を選択できればよい」「働き方の自由度が高いと考えられ志望度が上がる」「ずっと出社でも疲れてしまうこともあると思うため、適度に選択できるとよい」などの声が寄せられた。

最後に、「週5日勤務の場合、リモート勤務を希望する日数」を聞いたところ、半数近い45.7%の学生が「2日」を選択。次いで、「1日」(24.9%)、「3日」(23.5%)が続いた。「それぞれ半分くらいが働きやすい」「リモートの日数があまり多くても仕事に集中できないと感じる。2日ぐらいがちょうどよい」といった声があった。

なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2025年6月30日~2025年7月13日
- 調査機関:株式会社学情
- 調査対象:スカウト型就職サイト「Re就活キャンパス」へのサイト来訪者
- 有効回答数:289件
- 調査方法:Web上でのアンケート調査
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