リベルテは、法人向け組織コーチングサービス「コーチング・ラボ」の正式リリースを発表した。経営層から現場までの理念浸透と行動変容を促進するプログラムとして、心理的安全性と主体性を両立した組織づくりを支援する。
同サービスでは、組織の理念やミッション、ビジョンの再定義をはじめとして、経営層と現場の間に存在する認識のギャップを埋めることを重視。また、認知科学に基づいたコーチング技術を用いて、“各メンバーの思考の構造”から変化を促進し、組織の個々人が持つ本来の力を引き出すことを特徴とする。
6ヵ月間の伴走型プログラムとなっており、全体セッションと個別1on1コーチングを組み合わせて進める。最初に経営者との1on1を通じて理念やビジョンを明確化し、次に経営幹部層と1on1を実施。これにより、メンバー間での認識のずれや課題意識を抽出し、エンゲージメントスコアによって組織の一体感も可視化する。その後、組織全体でビジョンや目指すゴール、アクションプランを共有し、対話による信頼関係の構築を図る。オプションで各コアメンバーとの1on1も用意し、プログラム終了時にそれぞれの視点から組織像をレポートし、経営層に共有する。
近年、「主体的に動ける人材が育たない」「理念が浸透しない」「経営層と現場の温度差がある」といった組織課題が多くの企業で問題となっている。コーチング・ラボは、こうした課題に対し、「理念の再定義と共有」「ゴール設定と行動設計」「進捗の可視化とフィードバック文化の醸成」という3ステップでアプローチする。
なお、同社の強みとして次の2点を挙げている。
- ①認知科学に基づく深層コーチング
- 認知科学コーチングでは、人間の原理原則に基づき、既存の枠を超えたゴール設定と信念の書き換えを行う。プロのコーチが、「本音を引き出す力」「信じ抜く関わり」「決断を促す問い」を通じて、メンバーの隠れた能力や可能性を最大限に引き出す。
- ②戦略実行まで伴走する“現実化支援”
- コーチングは意識の変化だけで終わらせず、理念が現場に浸透し、行動として定着するまでを一貫して支援する。経営層との1on1を通じて方向性を明確にし、幹部・リーダー層とのセッションでは現実的なアクションプランを設計。 全社での組織コーチングを通じて、戦略の実行プロセスを可視化し、実践レベルでの変化をサポートする。
【関連記事】
・コーチングを受けたマネージャー、その後約9割が「チームメンバーの変化」を実感—B-Connect調べ
・約8割が「コーチングが役立った」と回答 理由は「目的・テーマが明確だった」—Smart相談室調べ
・ウォンテッドリーと共同開発 組織エンゲージメントを高めるボードゲーム「THINK×SYNC」—みらい

