イベントタイトル
【AgileHR day #Sprint02】
エンジニア採用担当者必見!〜技術選考におけるスキルの見極め方〜
登壇者
- 髙橋秀司氏(株式会社バンダイナムコスタジオ 技術統括本部 技術第1開発本部 プログラム1部 プログラム2課 課長)
- 庄司嘉織氏(クックパッド株式会社 技術部長・エンジニア統括マネージャ)
- 山根淳平氏(株式会社ギブリー 執行役員) ※モデレーター
コード提出を書類選考の代わりに
――それでは、今回ご登壇いただく方をご紹介します。まずは髙橋さん、よろしくお願いします。
髙橋秀司氏(以下、髙橋):はじめまして。バンダイナムコスタジオ(以下、バンダイナムコ)の髙橋と申します。これまでは家庭用ゲーム開発を主にやっていました。最近担当したゲームは「鉄拳7」とか。主にネットワーク系をやっていましたが、Web系ではなく、家庭用ゲーム機側のネットワーク部門などを担当していました。去年からエンジニアとして新卒採用を担当しています。
――ありがとうございます。続いて庄司さん、お願いします。
庄司嘉織氏(以下、庄司):はじめまして、庄司嘉織と言います。FacebookやTwitter、GitHubでは「yoshiori」でやっています。僕は25歳からプログラミングを勉強し始めて、前職では電子書籍の立ち上げなどに関わり、その後クックパッドに転職しました。開発をやりつつ動画配信基幹の開発やマイクロサービス化などを担当した後、人事部長に就任しました。その後、人事部長と技術部長を兼任して、今は技術部長とエンジニア統括マネージャーをやっています。
――よろしくお願いします。最後に、私はギブリーで執行役員をしている山根と申します。今回のモデレーターを務めます。エンジニア出身ではないので、今回は初心者目線でエンジニアの採用側というところを、髙橋さん、庄司さんに聞いてみたいと思います。
――さて、最初の質問は「選考でエンジニアのスキルチェックを実施するようになった背景は?」です。髙橋さん、庄司さんはエンジニアのポジションで選考フローを作成し、人事部にアドバイスされていらっしゃいます。その中で、スキルチェックはどのように実施していますか。
髙橋:エンジニアのスキルチェックは以前から導入したかったのですが、なかなか実現できず悩んでいました。ようやく去年からWeb上でテストを始めましたが、それまでは筆記でテストを行っていました。筆記テストではく、数学や物理などプログラミングに役立つと思われる学力を測定していました。去年から始めたWebテストも「コードを穴埋めせよ」「間違えを正せ」という程度の内容だったので、スキルを測るというより、プログラミングができるかできないかを確認する程度のものでしたね。今年からようやく、スキルチェックを始めることができました。
――おっしゃっているスキルとは、プログラミングのスキルですね。庄司さんはいかがですか。
庄司:弊社は以前からスキルチェックを行っていまして、コードを提出させるのは当たり前のようにやってきました。逆に弊社では学力などは見ておらず、「GitHubのURLを送ってくれれば(そこに上がっているソースコードで)判断するよ」という感じでやっていたりしますね。まずは書いてもらったコードを見て、選考に移る。だからコード提出が書類選考の代わりです。
――履歴書、職歴書を見ずに、くらいの感じですか?
庄司:そうですね。基本的に見ていません。学歴なども全然関係ないですね。それこそ中卒から院卒、博士号持ちまで多様な人がいる。本当に何も気にしていません。