海外のITエンジニアを国内企業に派遣する「GIT(Global IT Talent)」サービスを展開するヒューマンソリシアは、東欧圏のITエンジニアの採用を強化していく方針。経済分野では東欧で最大規模というブカレスト経済大学は、外国語教育にも注力し、国外の大学や民間企業との協業にも積極的に取り組んでいる。
今回の覚書締結によって、教育とビジネスのフィールド、およびルーマニアと日本をつなぐ幅広い分野での交流を促進する。具体的には、日本語や日本に関する授業の設置など学術的な取り組みをはじめ、文化や芸術分野でのワークショップの開催、日本文化に関する教育プログラムの開発、日本での就職に関するセミナーの開催といった共同プロジェクトを予定している。
共同プロジェクトの中心であり、日本に関する情報発信拠点となるJapan Study Centerは、ブカレスト経済大学の学生だけでなく、近隣大学の学生や社会人に対しても開放され、日本に関心を持つ幅広い人材に、日本について知り、学んでもらう。
同センター内には、日本文化や歴史の展示コーナーを常設するほか、ルーマニアと日本との学術や研究、ビジネス、文化などさまざまなテーマについて、講演やワークショップ、セミナー、イベントなどを開催していく。また、日本での就労を希望する人材には、日本でのインターンシップに関する情報や、日本での就職情報を提供するなど、就職支援も行う。