■お詫びと訂正
本記事において就職白書2019を“発行”としておりましたが、発行はこれからで、正しくは“発表”です。お詫びして訂正いたします。(編集部)
2019年卒の採用数の計画に対する充足企業は、2018年卒と同水準の47.0%で、2019年卒の新卒採用における課題は「採用に係るマンパワー」(76.4%)がもっとも多く、2018年卒と比較して新卒採用に「費やす総時間」「係る人数」「費やす総費用」は、いずれも増加している。
なお、2018年度(予定も含む)のインターン実施率は95.9%で、2017年度と比較して11.3ポイントの増加となった。
2020年卒の採用活動プロセスごとの開始時期としては、「面接」の割合がもっとも高いのは「4月」(33.1%)で、「3月」(28.2%)がそれに続く。「内々定・内定出し」の割合は「6月」(27.8%)が最多で、次いで「4月」(24.4%)となっている。
2020年卒の採用数が満たなかった場合の対応予定としては、「採用数を満たすために基準を見直し、柔軟に対応する」(16.0%)が経年で増加傾向であり、2020年卒の採用において実施予定の方法・形態では「大学・大学院卒業後3年以内の既卒者の採用」(40.5%)が、2019年卒よりも増加した。
一方、学生の入社予定先企業・組織等への「満足」は83.0%と、経年で8割を維持しているものの、「納得」は低下傾向となっている。また、入社予定先企業・組織等が「当初から第一志望群」だった学生は、2018年卒から大幅に増加した。
就職活動プロセスごとの「実施率/平均実施数」は経年で減少しているが、インターンシップは経年で増加しており、「プレエントリー」平均実施社数は27.38社(2018年卒より8.46社減)、「個別企業の説明会・セミナー(対面)」平均実施社数は12.83社(1.46社減)など、ほぼすべての活動プロセスで減少している。
入社予定先企業・組織等に対して「納得している」学生については、入社予定先企業に対する情報収集を「十分した」と回答する割合が高く、また「インターンシップへの参加率」が高いという傾向が明らかになった。