同調査は、2016年度~2018年度に入社した社会人1~3年目の男女のうち、新卒入社した企業に「現在も勤務している」1148名を対象に、1月16日~27日の期間に実施されている。
調査対象者に、勤務先企業への満足度を尋ねたところ、入社時の平均が78.6%だったのに対し、調査時点の満足度は平均で67.7%だった。
勤務先企業の満足/不満について尋ねた質問では、「有休取得」や「勤務地」に関する満足度が高く、「教育・研修制度」「残業時間」「有休取得」「給与・待遇」の項目が他よりも不満が高くなっている。
入社前後のギャップについては、「ややギャップがあった」(51.6%)がもっとも多く、「あまりギャップはなかった」(31.0%)がそれに続く。一方、「とてもギャップがあった」という回答も14.0%に達している。
転職意向の有無については、転職を考えている人と、転職活動中/活動はしていないが検討中の人の割合は拮抗しており、入社から年月を経るほど転職意向が高まっていく傾向にある。
そのほか、「もう一度大学生として就職活動をする場合、就職したいと思う企業」を尋ねた質問では、2019年卒学生は1位が「日本航空」、2位が「伊藤忠商事」、3位が「全日本空輸(ANA)」、若手社員は1位が「トヨタ自動車」、2位が「ソニー」、3位が「資生堂」「東日本旅客鉄道」だった。