調査対象者に、「上司からの理解が仕事のパフォーマンスによい影響があるか」を尋ねたところ、61.1%がその影響を認めている。中でも、20代では80%の回答者がその影響を認めており、「自分を理解してほしい」という気持ちを持ちやすい傾向にある。
「上司からの理解」と「現在の職場への満足度」に関する質問の回答を組み合わせると、「上司から理解されている」と答えた従業員の68%が職場に満足しており、「理解されていない」従業員は11.5%しか職場に満足していない。
「上司に個性(強み・弱み)や事情を理解してもらえているか」を尋ねたところ、約60%が「上司が十分に理解していない」と回答している。
「上司に理解してほしいこと」を尋ねた質問では、「これまでの業務」(46.1%)がもっとも多く、以下「業務への希望・不満」(38.7%)、「性格」(35.9%)がそれに続く。
一方で、「会社への希望・不満」は25%にとどまり、業務を越えた事業戦略、ビジョンなどに対して意見したいという気持ちはあまり強くないことが明らかになった。
年代別では、20代と30代で「性格」が首位となったほか、年代が上がるほど「これまでの業務」を理解されたいという思いが強くなる傾向にある。