「就職プロセス調査」は、2020年卒業予定の大学生および大学院生(大学生1338名、大学院生397名)、2019年卒業予定の大学生および大学院生(大学生783名、大学院生347名)、2018年卒業予定の大学生および大学院生(大学生1257名、大学院生389名)を対象に実施されている。
2020年卒業予定の大学生の就職内定率は8.7%で、前年同月(9.8%)と比較して1.1ポイント低下した。
3月1日の時点では、2019年卒の学生よりも2020年卒の学生の方が就職内定率が低く、これから内定を取得する見通しについても、2020年卒の学生の方が低くなっている。この結果から、前年同時期と比較してまだ最終面接など意思決定の場に直面していないという状況といえる。
2月中の学生の活動状況では、「個別企業の説明会・セミナーのうち、Web上で開催されるものに参加した」(+14.2ポイント)、「エントリーシートなどの書類を提出した」(+6.9ポイント)、「適性検査や筆記試験を受けた」(+2.4ポイント)が前年より増加していることから、企業は自社理解を深めてもらうなど選考前の相互理解に注力しており、3月から面接に集中させていると考えられる。