LIGは2015年、フィリピン・セブ島に自社の開発拠点(セブ支店)を設置。以来、日本・フィリピン2拠点での開発について4年間培ってきたノウハウを持つ。セブには現地採用したエンジニアだけでなく、日本人のディレクターも働いており、コミュニケーションも取りやすい環境にあるという。
「BiTT開発」(BiTTは「Build Team Together」の略)はこの環境を活用して提供する。セブ支店がクライアントとチームを組み、開発を進めていく。エンジニアをチーム単位、人月単位で貸し出すLABO型開発に近いが、BiTT開発では、日本にいるLIG社員もプロジェクトに参加し、課題分析、要件定義、デザインから開発・保守運用まで一貫してサポートする。
LIGのプロジェクトマネージャー、ディレクターがクライアントのもとへ適宜訪問し(場合により常駐)、要件定義・仕様策定などを行い、セブの開発チームと連携しながらプロジェクトを進めていく。セブ支社とのコミュニケーションは英語で行うが、英語力に自信がない場合、LIGのメンバーがその支援も行う。
LIGの日本本社とセブ支店で行う業務はそれぞれ次のとおり。
日本本社
- ヒアリング(課題の抽出・要件定義、プランニング)
- デザイン/設計(仕様書作成・デザイン作成)
- プロジェクト管理(フィリピンへのタスク管理・スケジュール管理)
セブ支店
- 採用と管理(採用業務一式・人事評価・労務管理・チームビルディング・季催事)
- プロジェクト開始前(貴社の商品、プロジェクト研修・オフィス、開発環境の準備・スキルチェック、研修)
- プロジェクト開始後(開発業務・保守運用業務・タスクマネージメント)
また、BiTT開発では、日本での自社採用の2分の1、SESや受託開発の4分の1ほどに費用を抑えられると同社では述べている。