「SI-Tech」は、アジャイル開発の現場に従業員のロイヤルティを指標化したデータを提供するサービス。ITエンジニアのロイヤルティを指標化したデータを利用して、定量的に開発チームごとのモチベーションや心理的安全性を把握し、どのようなエンジニア体験を改善すればよいかを可視化する。アジャイル開発では、ITエンジニアのモチベーションや心理的安全性がプロジェクトの成果に大きく影響することがあるという。
ITエンジニアのロイヤルティデータは、ITエンジニアにアンケートを行って取得する。アンケートにおいてITエンジニアは、「現在のプロジェクトへの参加を、同業の知人に薦めるかどうか」という基準で11段階の評価を行う。チームの管理者はその回答データから、チーム単位のロイヤルティを確認することで、現在どの開発チームのモチベーションや心理的安全性が下がっているか、デリバリー能力、生産性、品質の低下につながらないかを定量的に把握できる。
さらに、感情データ解析技術を持つEmotion Techのクラウドサービスを利用して、ロイヤルティを高めるためにどのエンジニア体験を改善すればよいかを突き止め、NTTデータのアジャイル開発ノウハウをもとに改善策を講じる。改善後もロイヤルティデータを計測していくことで、改善施策の効果があったのか、他の課題が発生していないかを把握し、開発チームのデリバリー能力、生産性、品質を向上させるための取り組みを継続できるという。

同サービスは、企業向けにアジャイル開発に必要な居室、設備、IT環境、ノウハウを一元的に提供するNTTデータの「Agile Center」サービスのオプションとして提供されるが、単体での利用も可能。今後2社は、本サービスを活用したコンサルティングをはじめ、開発プロジェクトにおいてITエンジニアのロイヤルティデータを利用することを推進し、2022年度末までに50プロジェクトへの導入を目指すとしている。