企業は高いプログラミングスキルを持つ高度IT人材の確保に乗り出しているが、プログラミングスキルを把握する方法に困っており、求職者と企業間で採用のミスマッチ問題も発生している。また、AtCoderによれば、既存のIT・コンピュータ関連の検定は、特定分野の知識や、プログラミング言語の文法などプログラミング言語そのものへの理解を問う問題が大半で、「プログラムを書く」という、実践の場で必要となるプログラミング能力を問うものではないという。
AtCoderが提供を開始する「アルゴリズム実技検定」は、アルゴリズムをデザインしコーディングする能力、つまり1からプログラムを作成する能力を問う、実践を想定した日本初の検定となる。「知識型ではない」「受験者が得意なプログラミング言語を選べる」「アルゴリズムの実力を測る」という3つの特徴により、可視化が難しかったプログラミング能力を評価することを可能にする。
問題数は15問で、1問目=9点、2~3問目=8点、4~6問目=7点、7~15問目=6点(計100点満点)で採点。エントリー(25~39点)、初級(40~59点)、中級(60~79点)、上級(80~89点)、エキスパート(90~100点)の5段階でランクを認定する。
同検定の第1回試験を12月14日(土) 13:00より実施する。時間は5時間。受験方法はオンライン受験で、AtCoderIDを使用し、自宅・職場など場所を選ばず受験できる。受験費用は一般が8800円(税込み)。30名以上の団体受験では1人7040円、100名以上の団体受験では1人6160円(ともに税込み)。受験申し込みは、AtCoder アルゴリズム実技検定のWebサイトから。