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インタビュー | 年次合宿

freeeが毎年期初に行う1日全社合宿「フリスピ」、手間もコストもかけたオンライン開催の舞台裏

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 クラウド会計ソフト「freee」をはじめ、さまざまなスモールビジネスを支えるクラウドサービスを展開しているfreee株式会社。2012年7月に創業したベンチャー企業は、いまや従業員数約500名の大組織へと成長を遂げている。そんなfreeeが毎年期初の7月に開催してきたのが「freee SPIRIT」(以下、フリスピ)という1日全社合宿だ。今年はコロナ禍によってオンライン開催となったというが、リアル以上の価値を生み出すべく、どのような工夫・演出をしたのだろうか。そもそも、なぜ毎年開催しているのか。社内コミュニケーションの研究開発チームで組織開発に取り組む関口聡介氏に話を聞いた。

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なぜフリスピを始めたのか

――まずはフリスピの背景について、詳しく教えていただきたいのですが、そもそもフリスピを始めたのは、いつからですか?

 私がfreeeに入社したのが2014年で、その翌年の7月に熱海で3周年の全社合宿を行ったのが始まりです。当時の社員数は、まだ50名くらい。名前もフリスピではなく、オフサイトと呼んでいました。当初は社員旅行に近い形でしたが、ただの慰安旅行ではなく、おいしいごはんを食べつつも、みんなで議論することを大切にしていました。

関口 聡介氏
関口 聡介(せきぐち そうすけ)氏
1974年生まれ。25歳で映像制作とWeb UXのコンサルティング会社を設立。その後グーグルに入社、検索トップページ(日本版)のリニューアルなどUXを担当。2014年2月にfreeeにUXとして入社。2017年10月にムーブメント研究所という部署の中で社内コミュニケーションを研究開発するICXというチームに所属。

――7月はfreeeさんの期首ということで、キックオフの意味合いが強いのでしょうか。

 そうですね。弊社は創業後の早い段階から、組織の文化や企業風土といったカルチャー面に対して、多くの投資を行ってきました。代表の佐々木(大輔氏)が前職のグーグル時代に、「あぁいう会社を日本で作るには、どうすればいいか」と考え抜いていることもあって。オープン&フラットな組織を目指しているので、“全員参加で議論をする場”は絶対に必要だということで、オフサイトを始めました。

――ちょうど最初のオフサイトは50名くらいのときだったということで、ベンチャー組織がぶつかるという「50人の壁」も意識されていたのですか。

 はい。50人の壁、100人の壁といったものは、早めに先回りして手を打っていたので、オフサイトもそのうちの1つの施策です。

――最初のオフサイトでは、何を議論されましたか。

 やはりカルチャー面ですね。弊社には創業時からメンバー間で共有されてきた「マジ価値(本質的(マジ)で価値ある:ユーザーにとって本質的な価値があると自信を持って言えることをする)」を軸とした、5つの行動指針があるのですが、最初のオフサイトでは「我々の価値基準はこれでいいんだっけ?」「いいなら、どういうところを深めていこうか」といった話を、丸一日かけて議論しました。

――佐々木さんが大切にしてきたことを、言語化して共有したタイミングだったんですね。

 まさにそのとおりです。

――オフサイトからフリスピに名称が変わったのはいつですか?

 2018年ですね。今年で3年目になります。当時新卒1年目だった社員が「オフサイトはfreeeの精神が体現されているような場でありたい」という思いから、“強い意志を持って自由に切り開いていく”イメージで「freee spirit」と名付けたそうです。

初のオンライン開催となった「freee SPIRIT(フリスピ)」。佐々木社長は自宅からバーチャルで登場した

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この記事の著者

野本 纏花(ノモト マドカ)

フリーライター。IT系企業のマーケティング担当を経て2010年8月からMarkeZine(翔泳社)にてライター業を開始。2011年1月からWriting&Marketing Company 518Lab(コトバラボ)として独立。共著に『ひとつ上のFacebookマネジメント術~情報収集・人脈づくり・...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

市古 明典(HRzine編集長)(イチゴ アキノリ)

1972年愛知県生まれ。宝飾品会社の社員、辞書専門編集プロダクションの編集者を経て、2000年に株式会社翔泳社に入社。月刊DBマガジン(休刊)、IT系技術書・資格学習書の編集を担当後、2014年4月より開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集に参加。その後、2017年7月にエンジニアの人事...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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