マイナビは、2021年卒の学生を対象にした「マイナビ 2021年卒学生就職モニター特別調査」を発表した。調査期間は2020年7月27日~7月31日で、1954名(内訳:文系男子349名、理系男子521名、文系女子537名、理系女子547名)から回答を得た。
2021年卒就活生に聞いた「周りで流行った就活用語」1位は「NNT」(無い内定の略、「まだ内定をもらえていない」ことを「内々定」にかけた言葉)で、前年4位から上昇し1位となった。2位は前年と同じ「ガクチカ」、3位は前年1位の「お祈り」だった。5位には新型コロナウイルス感染症流行下の就活を象徴する「WEB面」(WEB面接の略)が入り、ランク外でも「テレ就活」(テレワーク+就職活動)といった言葉が挙がった。
この人が人事担当者だったら、その会社に入社したいと思う有名人やキャラクターを聞くと、男性有名人は嵐の「櫻井翔」さんが前年に引き続き2連覇となった。理由としては「的確なアドバイスをくれそう」「部下になりたい」といった声が挙がった。女性有名人は「天海祐希」さんが初の1位。「入社後の目標にできそう」などの理由が挙がった。キャラクター部門は「ドラえもん」の2連覇で、2位に話題のドラマ「半沢直樹」の主人公がランクインした。選んだ理由では、「ドラえもん」は「適切なタイミングでアドバイスをくれる」、「半沢直樹」は「公正に面接の合否や入社後の評価を決めてくれそう」といった評価が見られた。
さらに、就職活動に影響したニュースワードを尋ねたところ、1位は「新型コロナウイルス感染症(43.2%)」で、2位以下に大きな差をつけた。2位が「緊急事態宣言(28.0%)」、3位が「テレワーク、リモートワーク、在宅勤務(26.1%)」、4位が「withコロナ (23.3%)」と、新型コロナウイルス感染症の影響を強く感じさせるワードが並んだ。また、「SDGs」や「サステナビリティ」を意識した事業を行っているかを、企業選択基準に挙げる声も多く聞かれた。