NEWONEは、法政大学教授 田中研之輔氏の監修と共同開発により、「キャリアクラフト診断」を6月より販売開始する。同診断は、人的資本の最大化を支援し、自分らしいキャリアの積み方の可視化を実現するという。
同診断では、「働く全ての人が、自分らしい豊かなキャリアを築くための主体的な行動」をキャリアクラフトと定義し、主に主軸となる下記6カテゴリと、その人個人の詳細な60項目が診断結果として表示される。
ジョブクラフト=あらゆるビジネスパーソンが、自分らしい豊かなキャリアを築くための主体的な行動
- アイデンティティクラフト(仕事×現在)
- キャピタルクラフト(仕事×未来)
- アダプタビリティクラフト(仕事×関係性)
ライフクラフト=日常生活や人生全体を通して、自分らしい豊かなキャリアを築くための主体的な行動
- セルフクラフト(日常生活・人生全体×現在)
- フューチャークラフトクラフト(日常生活・人生全体×未来)
- リレーショナルクラフト(日常生活・人生全体×関係性)
また、同社が提案する同診断の活用シーンは以下のとおり。
1.キャリア自律行動の可視化とキャリア支援施策の検討のためのデータ収集ツールとして
同診断を通して、年代別や所属別にどの程度キャリア自律行動が行えているか、また、行動の種類にどのような特徴(強みや課題)があるかを可視化し、レポートを作成。またレポートをもとに、今後のキャリア支援施策の検討を支援することができる。
2.マネジャーのキャリア支援ツールとして
「キャリア支援の必要性は分かるが、何を支援すればよいか分からない」といったマネジャーに、メンバーのキャリア自律行動の程度や特徴(強み・課題)をフィードバックし、必要なキャリア支援とは何かを考える材料を提供する。
3.キャリア研修における自己客観視ツールとして
自身のキャリア自律行動の程度や特徴(強み・課題)を自己客観視し、キャリアにおけるトレーニングポイントを把握できる。
4.キャリア研修の効果測定の指標として
キャリア自律行動の実践度合いを把握するため、研修の前後で活用することで、研修を通してどの程度キャリア自律行動の実践につながったのかを可視化できる。
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