モニタスは、「勤怠管理ツールに関する調査」を実施し、その結果を発表した。
調査の概要と結果は以下のとおり。
- 調査対象:全国の人事・労務関連業務従事者(20~64歳)
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 調査期間:2022年7月20日
- 有効回答数:1000名
勤務先の勤怠管理方法
勤怠管理方法の実施状況について見てみると、勤怠管理ツール(自社システムを除く)30.6%、「自社システム」(31.8%)、「タイムカード/手書き/その他」(17.0%)という結果となった。勤怠管理方法の約6割がデジタル化されていることが分かった。
勤怠管理ツールの認知率
勤怠管理ツールを導入している(自社システムを除く)人事・労務関連業務の従事者に聞いた、勤怠管理システム(出勤や退勤の打刻ツール)の認知率トップは「ジョブカン」で40.5%だった。以降、「freee人事労務」(35.3%)、「楽々勤怠」(33.3%)、「COMPANY」(32.4%)、「マネーフォワードクラウド勤怠」(30.7%)が続いた。
勤怠管理ツールの利用率
勤怠管理ツールを導入している(自社システムを除く)人事・労務関連業務の従事者に聞いた、勤怠管理システム(出勤や退勤の打刻ツール)の利用率トップ2は、「ジョブカン」(17.6%)、「COMPANY」(17.3%)という結果となった。ジョブカンは認知率、利用率ともにトップ。利用率2位のCOMPANYは、認知率は4番目に対し利用率が高いことが分かった。
勤怠管理ツール導入後、便利になった点
勤怠管理ツールの導入後、便利になった点について見てみると、「管理をしやすい」が最も高く39.2%となった。次いで、「わかりやすい・操作がシンプル」(31.7%)だった。「管理をしやすい」に関して、2位の「わかりやすい・操作がシンプル」に差をつけていることから、ツールの導入によって管理面に利便性を感じている担当者が多いようだ。
人事・労務担当者が日常業務で困っていること
前述したとおり、勤怠管理ツールの導入によって、勤怠に関わる業務が効率的になった様子が見受けられる一方で、日常業務で困っていることとして最もスコアが高かったのは「ツールが多く、業務は煩雑になる」(24.2%)だった。その他の点としては、スコアが高い順に「業務がデジタル化されていない」(22.9%)、「ツールの機能を使いこなせない」(20.9%)が続いた。上位の傾向をみると、ツールなどの導入によって業務が効率化されるメリットがある反面、ツールが増えることによる業務の煩雑さなどのデメリットがあるようだ。
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