学情は、2024年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に「成果に応じた給与体制」に関して調査し、その結果を発表した。
調査の概要と結果は以下のとおり。
- 調査期間:2022年9月30日~10月5日
- 調査対象:「あさがくナビ2024」へのサイト来訪者
- 有効回答数:330件
- 調査方法:Web上でのアンケート調査
「個人の成果に応じて給与が決まる給与体制」に「魅力を感じる」学生が半数を超える
「個人の成果に応じて給与が決まる給与体制」について、「魅力を感じる」と回答した学生が18.2%に上った。「やや魅力を感じる」35.2%を合わせると、半数以上の学生が「個人の成果に応じて給与が決まる」仕組みに魅力を感じていることが分かる。「仕事を頑張ったり、スキルを磨くモチベーションになる」「自身の仕事や能力が評価されるとうれしく思う」「魅力的に感じるが、評価制度が明確であることが重要だと思う」といった声が寄せられた。
「成果に応じた給与体制」が魅力的だと回答した学生が、「年功序列型の給与体制」と回答した学生の約2倍に
給与体制について、「個人の成果に応じて給与が決まる給与体制」が魅力的だと回答した学生が55.8%に達した。「年功序列型や終身雇用型の給与体制」が魅力的だと回答した学生(26.0%)の2倍以上となっており、「成果に応じた給与体制」に魅力を感じる学生が多いことが分かる。「成果に応じた給与体制のほうが、早く成長できると思う」「年齢によって給与が上がる企業よりも、成果に応じて給与が決まる企業のほうが、会社としてのパフォーマンスも高くなると思う」などの声が上がった。
「ジョブ型採用」に興味のある学生が7割を超える
ジョブ型採用について、「興味がある」と回答した学生が32.1%に上った。「どちらかと言えば興味がある」39.7%を合わせると、7割以上の学生が「ジョブ型採用」に興味を持っていることが分かる。「成果に応じた給与体制」に魅力を感じる学生が多いことと併せて、「ジョブ型採用」にも関心が集まっていることがうかがえる。
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