ユームテクノロジージャパンは、2022年卒新人の「受け入れ先上司」の意識調査を実施し、その結果を発表した。
調査の概要と結果は以下のとおり。
- 調査方法:リサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
- 調査期間:2022年11月21日〜11月22日
- 有効回答:2022年卒新入社員の受け入れ先上司100名
新入社員の受け入れ準備として、上司の6割以上が「育成目標の設定」や「新入社員プロフィールの読み込み」を実施
「Q1.あなたは、新入社員の受け入れに向けて、どのような準備をしましたか。当てはまるものを全て選んでください。(複数回答)」(n=100)と質問したところ、「育成目標の設定」が67.0%、「新入社員プロフィールの読み込み」が60.0%、「教育・マネジメント研修の受講」が57.0%となった。
74.0%の上司が「新入社員の受け入れ」に関して、悩んだ経験あり
「Q2.新入社員の受け入れに関して、悩みはありましたか。」(n=100)と質問したところ、「かなりあった」が26.0%、「ややあった」が48.0%という結果になった。
最も多い悩みとして「コミュニケーションにおいて、どの程度踏み込んで良いかわからない」と約8割が回答
Q2で「かなりあった」「ややあった」と回答した人に、「Q3.どのような悩みがありましたか。当てはまるものを全て選んでください。(複数回答)」(n=74)と質問したところ、「コミュニケーションにおいて、どの程度踏み込んで良いかわからない」が79.7%、「配属される新入社員の特徴(強み・弱み)がわからない」が58.1%、「適切な指導方法がわからない」が47.3%だった。
他にも「指導スケジュールと個人の能力とバランス」や「仕事の完成度をどのくらいまでで合格とするか分からない」などの悩みも
Q3で「わからない/答えられない」以外を回答した人に、「Q4.Q3で回答した以外に、新入社員の受け入れに関する悩みがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=73)と質問したところ、「指導スケジュールと個人の能力とバランス」や「仕事の完成度をどのくらいまでで合格とするか分からない」など40の回答を得られた。
研修での学習内容・状況の共有があれば、約9割が「新入社員の受け入れがしやすくなる」と回答
「Q5.あなたは研修での学習内容・状況が共有されていたら、より現場での新入社員の受け入れがしやすくなると思いますか。」(n=100)と質問したところ、「非常にそう思う」が31.0%、「ややそう思う」が54.0%となった。
理由として、「新人の特徴の理解につながる」が77.6%で最多
Q5で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した人に、「Q6.研修での学習内容・状況が共有されることで、もっと現場での新入社員の受け入れがしやすくなると思う理由について、当てはまるものを全て教えてください。(複数回答)」(n=85)と質問したところ、「新人の特徴(強み・弱み)の理解につながると思うから」が77.6%、「新人とのコミュニケーションのきっかけになると思うから」が51.8%、「より効果的な指導ができるようになると思うから」が43.5%だった。
他にも「部門での研修に活かしやすいため」や「研修で学んだことは、こちらで指導しなくてもよいので無駄がない」などの理由も
Q6で「わからない/答えられない」以外を回答した人に、「Q7.Q6で回答した以外に、研修での学習内容・状況が共有されることで、より現場での新人受け入れがしやすくなると思う理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=84)と質問したところ、「部門での研修に活かしやすいため」や「研修で学んだことは、こちらで指導しなくてもよいので無駄がない」など41の回答を得られた。
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