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シスコCCENT合格をゼロから目指す人のためのネットワーク超入門 | 第11回

Cisco機器の設定と確認の手順~CLIでコマンドを使えるようになる

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Cisco機器の設定の流れ

PCとCisco機器をコンソールケーブルで接続した後に行う、Cisco機器の設定手順は次のとおりです。

  1. ターミナルソフトウェアから設定コマンドを入力する
  2. 意図したようにCisco機器が動作していることを確認する
  3. 設定を保存する

ターミナルソフトウェアから設定コマンドを入力すると、ルータのコンソールポートへ送り込まれます。送り込まれた設定コマンドは、現在稼働中の設定ファイルのrunning-configに即座に反映され、Cisco機器はそれに従って動作を行います。

設定コマンドが即座にrunning-configに反映され、その内容に従って動作を変えるという仕様には、危険な面もあります。間違った設定コマンドを入力したとき、機器へのアクセス自体ができなくなることもあるからです。設定コマンドの入力は慎重に行うようにしましょう。

図3:設定コマンドの入力
図3:設定コマンドの入力

そして、何より重要なのは、設定コマンドを入力した後、Cisco機器が意図したように動作しているかどうか、しっかり確認することです。設定コマンドを入力して終わりではなく、動作をきちんと確認して設定作業は完了です。「設定したら動作を確認する」ということを常に心がけてください。

なお、動作を確認するときにはshowコマンドを使います。CCENT/CCNA試験では、showコマンドの理解を問うタイプの問題が多く出されます。例えば、showコマンドの出力からその機器の状態を判断する、あるいは、設定ミスの内容を判断するといった問題です。設定したらきちんと確認することは実務だけでなく、CCENT/CCNA試験の合格にも重要なのです。

図4:確認コマンドの入力
図4:確認コマンドの入力

Cisco機器の設定では、こうした「設定コマンドの入力→動作の確認」を必要なだけ繰り返します。

最後に、設定を保存します。先ほども述べたように、Cisco機器の電源を切るとrunning-configが消去され、それまでに行った設定も消えてしまうからです。設定作業が終わったら、電源を切っても消去されないNVRAM上のstartup-configに設定を保存します。ターミナルソフトウェアから設定の保存コマンド(copy running-config startup-config)を入力すると、running-configの内容がstartup-configにコピーされ、設定が保存されます。

図5:設定の保存
図5:設定の保存

CLIモードの種類

Cisco機器のCLIでは実行できるコマンドに応じて、次に挙げる2つのモードがあります

  • EXECモード
  • コンフィグレーションモード

設定コマンドと確認コマンドを適切に使うためには、CLIのモードを理解しておく必要があります。

EXECモードは、確認コマンド(EXECコマンド)を実行するためのモードです。実行するコマンドの権限に応じて、ユーザEXECモード特権EXECモードがあります。

ユーザEXECモードでは、実行できる確認コマンドがpingなどの基本的なものに限られています。また、running-configを表示するためのshow running-configコマンドは実行できません。特権EXECモードはいわゆる管理者権限で、すべてのEXECコマンドを実行できます[5]

コンフィグレーションモードは、設定コマンドを実行するためのモードです[6]。コンフィグレーションモードは、Cisco機器のどのような設定コマンドを実行するかによって、さらに次のようなモードに分かれます。

  • グローバルコンフィグレーションモード
  • インタフェースコンフィグレーションモード
  • ルーティングプロトコルコンフィグレーションモード
  • その他、さまざまなコンフィグレーションモード

グローバルコンフィグレーションモードは、Cisco機器全体に関わる設定コマンドを実行するモードです。例えば、ホスト名や特権EXECモードのパスワードを設定するためのコマンドなどはグローバルコンフィグレーションモードで実行します。また、グローバルコンフィグレーションモードはすべてのコンフィグレーションモードの起点となるモードです。

インタフェースコンフィグレーションモードは、インタフェースにIPアドレスを設定するなど、インタフェースに関する設定コマンドを実行するモードです。

ルーティングプロトコルコンフィグレーションモードは、RIPやOSPF、EIGRPといったルーティングプロトコルに関する設定コマンドを実行するモードです[7]

図6:CLIモードの種類
図6:CLIモードの種類 画像クリックで拡大

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CLIモードの移行

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この記事の著者

Gene(ジーン)

2000年よりメールマガジン、Webサイト「ネットワークのおべんきょしませんか?」を開設。「ネットワーク技術をわかりやすく解説する」ことを目標に日々更新を続ける。2003年にCCIE Routing and Switchingを取得。2003年8月に独立し、ネットワーク技術に関するフリーのインストラ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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