エン・ジャパンが運営する新卒学生向けスカウトサービス「iroots」は、サイトを利用している2024年に卒業予定の大学生/大学院生を対象に、就活状況についてのアンケートを実施した。
調査の概要は次のとおり。
- 調査方法:インターネットによるアンケート
- 調査対象:irootsを利用する2024年に卒業予定の大学生/大学院生
- 有効回答数:735名
- 調査期間:2023年5月8日~5月14日
5月中旬時点で83%が内定を取得するも、半数以上が就活を継続
まず、現在の内定企業数を聞くと、「1~5社」(76.0%)が最多であった。「内定はまだない」と回答した人は17.0%で、5月中旬時点で内定を取得している人は83.0%となった。
すでに内定を取得している人に内定承諾の状況を質問した。「すでに内定承諾して就活を終了した」と回答した人は48.0%であった。内定はあるが就活を継続している人は52.0%と半数以上となった。
内定承諾者の2人に1人が22年9月までに接点のある企業に内定承諾
続いて、すでに内定承諾をした人に、内定承諾をした企業について最初の接触時期を質問した。「2022年9月まで」と回答した人が53.3%となった。半数以上がサマーインターンまでに接点を持った企業に内定承諾していることが分かる。
内定承諾の決め手を聞くと、「事業内容が魅力的だから」(72.6%)が最多であった。次点で「給与や待遇が魅力的だから」(59.9%)が続いた。
本選考のエントリー社数は約半数が「10社以下」
本選考にエントリーした企業数を質問したところ、46.5%と約半数が「10社以下」と回答した。厳選応募の傾向は続いているようだ。
最後に、志望業界・志望企業を絞った時期について聞いたところ、「2023年1月~3月」(33.3%)が最多であった。一方で、2022年12月までに絞った人が51.5%と半数を超えた。
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