i-plugは、2024年卒業予定の学生を対象に配属先の希望に関するアンケートを実施。同時に、企業の採用活動状況も調査した。
選考・内定時に配属先を知りたい学生は約8割
「選考/内定時にすでに配属先の部署を知らせてほしいですか?」と質問したところ、79.6%の学生が「はい」と回答した。昨年、2023年卒業予定の学生へ実施した調査と比較すると4.4ポイント増加しており、選考や内定時に配属先を知りたい学生は増加傾向にあることが分かる。
次に、「入社後、配属先が希望以外の部署・職種となった場合、転職を考えますか?」と聞いたところ、「わからない」と回答した学生が、昨年の調査から13.5ポイント増加し、42.0%となった。また、「転職は考えない」と回答した学生は年々減少傾向にあることが分かる。
新卒のジョブ型雇用は7割以上の企業が「未定・導入しない」
企業に対して、「新卒採用における『ジョブ型採用』導入について、もっとも近いものを選択してください」と質問した。「未定」と回答した企業が37.9%、「導入しない」と回答した企業は33.9%であった。企業の「ジョブ型採用」の導入はあまり進んでいない状況が見受けられる。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 24年卒学生対象(2023年調査)
-
- 調査期間:2023年9月19~23日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:OfferBoxに登録している2024年卒業予定の学生
- 有効回答数:250件
- 企業対象(2023年調査)
-
- 調査期間:2023年9月11~25日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:新卒採用を実施する企業
- 有効回答数:322件
【関連記事】
・24卒の進路確定率は約9割 「配属が決まっていないのが不安」の声も—リクルート調べ
・性格や価値観を分析できる「個人結果」機能を提供、配属先の決定や面接などで活用可能に―ミツカリ
・ジョブ型の新卒採用に特化した採用サービスを11月7日にリリース—WorkHive