花王は、全社的なDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の一環として、グループ全社員のデジタルスキル向上を目的とした「DXアドベンチャープログラム」を11月17日より開始する。
DXアドベンチャープログラムは、3つのレイヤーと5つのレベルで構成されており、1人ひとりのスキルレベルや所属している部門の特性に合わせてカスタマイズされている。花王グループ国内勤務者約2万8000人を対象に、個人・部門のニーズやレベルに合わせて実施し、2024年以降はグローバルにも拡大する計画だという。
また、2024年からは、各部門に必要とされるDX人材像に沿ってカスタマイズされた学びの場を提供していく予定だという。これにより、2027年度末までに全社DXリーダー150人、部門DX推進者300人、シチズン・ディベロッパー2000人の育成を計画している。
なお、同プログラムでは、デジタル証明書「オープンバッジ」を採用。国際的な技術標準規格に沿ってつくられたデジタル履修証のため、スキルを可視化して社内外に公開できる。
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