キャリアデザインセンターは、同社が運営するWebマガジン「エンジニアtype」にて、就業中のITエンジニア350人に対し「今後のキャリア展望と、それを阻んでいるもの」を調査した。
今後3年以内に達成したいことは「技術スキルの深化」が最多
今後3年以内に達成したいことを質問したところ、特定の技術や言語に精通する「技術スキルの深化」を選んだITエンジニアが全体の約40%で最多となった。続いて、「リーダーシップやマネジメントのスキル習得」(22.3%)、「新しい技術領域や分野を学びたい」(20.9%)が続いた。
また、年代別で回答を見ると、20代は他の年代と比べて「自らの技術製品やサービスを開発・リリース」(18%)を選択している人が多かったという。若手は技術スキルの向上だけでなく自分で何かを作つくることにも興味があることが分かる。30代以降は、マネジメントラインに興味がある人と新しい技術習得へ興味を抱く人で分かれる傾向が見られた。
キャリアパスの課題は「トレンドをキャッチアップする難しさ」
キャリアパスを描く際に感じる障壁や課題を聞いたところ、「最新の技術トレンドを常にキャッチアップする難しさ」(50%)が最多であった。次いで、「専門的なスキルや経験を獲得する機会の不足」(49%)、「バランスのとれたワークライフの維持が困難」(25%)が続く。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2023年12月8日~12月10日
- 回答者数:350人
- 職種:現職中のITエンジニア
- 年代:20歳~59歳
- 調査方法:Webアンケート方式
- 調査主体:株式会社キャリアデザインセンター
- 実査機関:株式会社クロス・マーケティング
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