学情は、企業・団体の人事担当者を対象に、「新入社員の勤務形態」に関してインターネットアンケートを実施した。
新入社員の勤務形態は約9割が「出社」
2024年4月入社の新入社員の勤務形態について、「出社」と回答した企業は88.1%となった。次いで、「出社とテレワークの組み合わせ」(8.9%)が続く。「入社後すぐにテレワークを実施」は0.2%となった。「会社としては、テレワークと出社を組み合わせた勤務を基本としているものの、入社1年間は原則毎日出社としている」「出社のほうが、気軽に質問できると思う」「まずは会社の雰囲気に慣れてほしい」といった声が寄せられた。
若手社員のテレワークの課題最多は「モチベーションをつかみにくい」
若手社員がテレワークを実施する際に課題になる点は、「モチベーションなどの状態がつかみにくい」が82.2%で最多。次いで、「報連相などのコミュニケーション不足」(72.6%)、「作業の進捗状況や成果の把握が難しい」(68.5%)が続く。
新入社員研修の実施形式は「リアルで実施」が約8割
新入社員研修の実施形式を聞いたところ、「リアルで実施」が79.0%で最多。次いで、「オンラインとリアルを組み合わせて実施」(15.1%)が続いた。「2023年度からリアルに戻し、入社1年目の退職が減った」「新入社員同士の仲を深めてもらうプログラムを複数用意している」「リアルで実施することで、同期同士で刺激し合ったり、助け合ったりしてほしい」「リアルでの研修を基本としつつ、eラーニングや動画での研修も併用している」「配属後は出社とテレワークを組み合わせて勤務してもらうので、研修もオンラインとリアルを組み合わせる」「オンライン商談に対応できるように、一部オンラインでの研修も実施する」などの声があった。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2024年2月22日~2024年3月1日
- 調査対象:企業・団体の人事担当者
- 有効回答数:617社
- 調査方法:Web上でのアンケート調査
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