採用活動でSNSを活用するメリット
現在の採用市場は売り手市場が続いており、企業は求人を出して待っているだけでは採用がうまくいかない現状がある。そのような中で、近年では「SNS就活」という言葉が一般的になったように、学生・企業ともにSNSを活用する機会が増えている。
弊社が実施した25卒の学生575名を対象としたアンケートでも、約9割が「企業のSNSアカウントは必要だ」と回答し、企業アカウントの重要性は高いことが伺える。
必要な理由としては、「社風が伝わりやすいから」という意見や「より手軽に欲しい情報を入手できるため」といった声が寄せられた。
このように、就活中にリアルな企業の雰囲気を知りたいと思っている求職者は多い。アンケートでも、「選考に進むうえで何を最重要視しますか?」という質問に対して、「給与」「福利厚生」を差し置いて「会社の雰囲気」が回答の半数以上を占めた。
一方で、会社の雰囲気を求職者に伝えるには、従来の採用手法である求人媒体や、企業のホームページ、採用サイトなどでは限界がある。それらは、型にはめた情報やつくりこんだ情報が多く、会社のリアルな雰囲気が伝わりづらいからだ。
そこで重要なのが、SNSを活用して他社との違いを打ち出すことである。SNSでは、企業の日常やオフィスの様子、社員の働き方や文化をリアルタイムで発信でき、文字や静止画だけでは伝えきれない「生きた情報」を求職者へ伝えられるのだ。