ダイヤモンド・ヒューマンリソースは、25卒予定の大学生・大学院生を対象に「新卒採用力ランキング調査」を実施した。
総合ランキング
2年連続で総合1位となった明治安田生命保険をはじめ、トップ3を生保が独占した。その他トップ10には証券、メガバンク、損保など大手金融機関が9社、Skyが名を連ねる結果となった。
ホームページランキング
2年連続で1位となった三井住友銀行は、「キャッチコピーが斬新で、視認性が高く読みやすかった」と「情報量が豊富」「デザインが良い」で評価された。2位の三菱UFJ信託銀行も「仕事内容になじみはなかったが、イラストがたくさんあったので、分かりやすく興味をもって読めた」「動画も豊富で社内の雰囲気がつかめた」と「情報量が豊富」「デザインが良い」で支持されている。
インターンシップ類ランキング
1位の日本生命保険は、「難しい内容もあったが、グループで協力してワークを行い、仕事理解が深まった」と「仕事理解」で評価されたほか、「個人・グループに向けてフィードバックしてくださり有益な時間となった」と学生満足度の高さがうかがえる。2位の三井住友海上火災保険も「現場配属型インターンで、営業現場と損害サービス現場を体験でき、損保ビジネスや仕事の解像度が高まった」、3位の明治安田生命保険も「ワークを通して実際の活動を体験できた」と「業界理解」や「仕事理解」を評価する声が目立った。
パンフレット・入社案内ランキング
1位のみずほフィナンシャルグループは「デザイン」と「企業理解」が高く評価された。「ページのつくりがおしゃれで、楽しんで読めた」ほか、「電子書籍で読めて便利」といった利便性でも評価されていることが分かった。2位のSkyは「複数種のパンフレットがあり、さまざまな角度から企業研究できた」と「情報量」と「デザイン」で支持されている。3位の三井不動産は「デザインがかっこいい。仕事に懸ける思いなど、『人』への理解とともに、企業への理解も深まった」と「社員の人柄が伝わった」点も評価されていることが分かった。
メール・SNSランキング
3年連続1位となったSkyはInstagram、X(旧Twitter)、YouTube、TikTokなど学生になじみの深いメディアで積極的に情報を発信している。「SNSなので見やすかった」と「時期がタイムリー」な情報提供が評価されたほか、「Xでの就活生に対するアドバイスが参考になった」といった声が寄せられた。2位の第一生命保険もInstagramを活用しておりSNSを通じた採用広報が好評で、「時期がタイムリー」「読みやすい内容」に支持が集まっている。
セミナー・説明会ランキング
1位の第一生命保険は「内容が充実していて、社員の方に質問する時間も豊富にあった」と「仕事のイメージができた」が高く評価された。2位の三井住友銀行は「グローバルに活躍している行員の方々からのお話が聞けるイベントが多く、実際に質問もできる場が複数あって志望が高まった」「これまでのキャリアについて話を聞くことができ、企業理解と社内の雰囲気を捉えやすかった」といったコメントが寄せられ、「企業理解」「内容が充実」で支持されている。
先輩社員・懇談会ランキング
1位の日本生命保険は支持した学生全員が「説明が丁寧だった」と回答している。また、「仕事の話だけでなく、就活全般のアドバイスをもらえた」と「就活の助言をしてくれた」点も好評となった。2位の明治安田生命保険は職種ごとに職員と直接話せるWeb先輩訪問会を開催し「じっくり話ができた」「就活の助言をしてくれた」「説明が丁寧だった」に支持が集まった。
面接・選考ランキング
上位企業はいずれも「人物重視の選考だった」「高圧的ではなかった」が高く評価されている。1位の明治安田生命保険は「どの面接でも、自分の内面や性格、熱意を理解しようとしてくださったと感じた」。2位の日本生命保険も「自分の話を理解してくれようとする姿勢が強く見られ、安心して話ができた」といった声が寄せられた。
なお、調査の概要は次のとおり。
- 2024年大学生が選んだ第18回「新卒採用力」ランキング
- 調査対象:現在就職活動中もしくは就職活動を終了した、全国の国公立107大学・私立24大学の大学4年生と大学院2年生
- 有効回答:803名
- 調査期間:2024年3月21日~6月28日
- 調査方法:Web入力フォームより記名回答
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