みん就は、同社が運営する口コミ就職情報サイト「みん就」において、26卒予定の学生を対象に調査した「みん就 2026年卒 インターンシップ人気企業ランキング」を発表した。
総合トップ50
総合ランキングでは、「ニトリ」が6年連続で1位を獲得。ニトリのインターンシップは毎年3万人以上が参加しており、自身のキャリアデザインに活きる考え方を学べるコースのほか、自ら立案した企画を経営陣に直接プレゼンできるコースなど、合計5つのコースが用意されている。
また、大学1・2年生を参加対象にしたコースでは、コースの選考を通過した学生に対し、最終面接から選考に参加できる制度を導入しており、こうした独自のフローを導入した点も学生からの注目を集める一因となったという。
ランキング全体の傾向を見ると、32位の本田技研工業(昨年90位)をはじめ、日産自動車(昨年113位、今年71位)やマツダ(昨年92位、今年55位)など、自動車メーカーの大幅なランクアップが目立つ結果になった。昨今の円安傾向が追い風となって業績を伸ばす企業も多い中、そうした報道を通じて認知度や企業イメージが向上し、インターンシップに興味を持つ学生が増えたと考えられる。
また、NTT データグループ(昨年3位、今年3位)、伊藤忠テクノソリューションズ(昨年136位、今年63位)、SCSK(昨年167位、今年94位)など、IT企業のランクアップが目立った。DXの進展にともなう社会的関心の高まりが、こうした結果につながったという。
年々強まる「採用直結」を重視する傾向
インターンシップのプログラムで何を重視したいか質問したところ、「採用に直結している」が23.1%を占めた。4年前(22卒)の15.8%から7.3ポイント上昇しており、インターンシップを選考の一環と考える学生が増えていることが分かる。
なお、調査の概要は次のとおり。
- みん就 2026年卒 インターンシップ人気企業ランキング
- 調査主体:みん就
- 調査期間:2024年4月11日~8月1日
- 調査対象:2026年卒業予定登録学生のみん就会員
- 有効回答人数:1172人
- 調査方法:みん就上でのWebアンケートおよび、みん就主催の就職イベントでのWebアンケート・紙アンケートでの調査
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