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Z世代のマネジメントは「褒めて伸ばす」が重要だが「人前で褒める」は逆効果—あしたのチーム調べ

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 あしたのチームは、国内中小企業の組織課題や実態の把握を目的に、30歳以下で管理職2〜3年目の若手管理職「新しい会社のリーダーズに関する調査」を実施した。

 同調査では、目安として27歳以下を“Z世代”と定義している。

Z世代のやる気を引き出すには「褒めて自信を持たせる」

 30歳以下の若手管理職に、ほぼ同世代だからこそわかる“Z世代”社員のマネジメントのコツを聞いたところ、やる気を引き出すのに有効だと思うことは「褒めて自信を持たせる」が49.1%で最多。次いで、「『期待している』と励ます」が41.2%、「確実にこなせる難易度の仕事を与える」が40.7%と続き、ポジティブなフィードバックに関する項目が上位に挙がった。

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Z世代社員と世代の離れた社員が、良好な関係を築く方法

 Z世代社員と上の世代の社員が良好な関係を築くために、効果的だと思うコミュニケーションの取り方を聞いたところ、前問と同様に「褒めて伸ばす」などポジティブな感情を共有することが有効だと分かった。なお、自由記述のコメントでは次の回答が寄せられた。

  • 褒めて伸ばす。できなくても責めない(30歳女性、金融業・保険業)
  • 1人ひとりの話を聞く機会を設ける。褒めたり叱ったりするときは個別に(30歳女性、製造業)
  • 部下の話をよく聞き、何を考えているのかを理解するようにする(28歳男性、教育・学習支援業)
  • 簡単に答えを教えるのではなく、自分の口で答えを言わせるように誘導する指導の仕方(29歳男性、卸売業・小売業)
  • 余分なことは話さず、必要なことを端的に教えるようなコミュニケーションの取り方が良い(24歳男性、医療・福祉)
  • 時間がかかっても事実確認をきちんとすること(29歳男性、医療・福祉)
  • チャットの質問に即時返答できずともリアクションはしてあげること(26歳男性、情報通信業)

NGコミュニケーションは「感情的な指導」

 一方で、NGだと思うコミュニケーションの取り方を聞いたところ、「褒める」「叱る」のどちらも「人前で」はNGだと明らかになった。先の設問で、やる気を引き出すには褒めることが有効であると分かったが、人前では良くないことが判明。また、仕事とプライベートを区別しない対応も嫌がられるという。

  • 叱られる経験をあまりしてこなかった世代(自分含め)だと思うので、感情的になって指導することは好ましくないと思う(24歳女性、卸売業・小売業)
  • やたら盛り上げたり大々的に表彰したりすると、一部社員のやる気にはつながるが、そうでない者との差が広がるリスクのほうが大きい(24歳男性、生活関連サービス業・娯楽業)
  • 人前で大げさに褒める行為。プライベートについて詳しく聞く行為(24歳男性、その他の業種)
  • 仕事とプライベートのメリハリがない対応はNG(28歳男性、教育・学習支援業)
  • 飲み会をやたらと開くのは無意味。会社の愚痴が増える一方である(26歳男性、卸売業・小売業)
  • 仕事のことで自分の時代はこうだったという話は基本的にNG(24歳男性、医療・福祉)
  • 女性社員をちゃん付けで呼ぶこと(29歳女性、製造業)
  • 見た目のことを言うこと(30歳女性、宿泊業・飲食サービス業)

年上部下のマネジメントでの苦心「働き方の価値観の違い」が最多

 若手管理職に“年上の部下”との関わりで難しさを感じることを聞いたところ、「働き方の価値観の違い」が32.3%で最も多い結果となった。若手管理職は働き方改革やワークライフバランスの考え方が当たり前な世代だからこそ、会社からも働き方改革推進を期待されていると考えられるが、年上の部下とは「働き方の価値観の共有」に苦心していることが分かった。

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7割が「部下の性別により、マネジメントの難しさに違いがある」

 部下の性別によってマネジメントの難しさに違いがあると思うかを聞いた結果、「そう思う」が38.4%、「ややそう思う」が37.0%と、7割以上が難しさを感じていることが明らかになった。なお、男性リーダーと女性リーダーで、回答割合に大きな差は見られなかった。

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 さらに、どのような違いを感じるかを自由記述で聞いたところ、男性の部下・女性の部下、それぞれの特性を分析して対応していることがうかがえた。個人の特性による部分もあり一概に男女の違いとは言えないが、1人ひとりの部下が納得して仕事に取り組めるようなマネジメントに努めていることが分かった。

  • 言葉遣いや適切な距離感を、性別によって選ぶ必要があり難しいと感じる(30歳男性、製造業)
  • 男性は競争心が強く、意見の対立が激しくなることがある。女性はチーム内での感情の共有が重視され、対人関係の問題が表面化しやすい(28歳女性、製造業)
  • 女性は論理的思考で行動するのに対し、男性は気合タイプが多いので、行動が目標達成していない場合の伝え方が難しい(26歳男性、不動産業・物品賃貸業)
  • 男性は理屈で納得する。女性は理屈に納得はするがそれだけでは不満が残る(26歳男性、情報通信業)
  • 女性は男性に比べて体調への気遣いが難しい(27歳女性、医療・福祉)

 なお、調査の概要は次のとおり。

  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象:全国の企業に勤める30歳以下の正社員男女、部下のマネジメント経験が2年以上4年未満で、直接マネジメントする部下が2名以上いる人
  • 回答数:216サンプル(男性:143人、女性:73人)
  • 調査実施日:2024年7月10日~15日

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労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

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